先日、図書館でこんな本を借りてきました。
この本は、主に、西日本のジオパークとその伝説が書かれています。
「白山手取川ジオパーク」の我が白山市にも、伝説が沢山残っています。
今回は、その一つ、「白山のわらじ」
白山の最高峰である御前峰の頂上には、たくさんの石を積み重ねた塚があります。
これは、昔昔・・・白山と富士山と、どっちが高いか・・という話になり、両方の山頂から樋(とい)をかけて、真ん中から水を流して流れたほうが低い・・・ということ。
加賀の人たちは頂上に石を積んで少しでも高くしようと・・・。
いざ、水を流すと、水は白山のほうへ・・・。
そこで、とっさにある人が、積んである石と樋のあいだに、わらじを差し込んだところ、水はどちらにも流なくなり、同じ高さ・・・ということになりました・・・。めでたし・・めでたし・・・。
ま、今では、正確な高さを知っている私たちとしては、無謀な戦い。
が、実は・・・そうでもないかも・・・なお話。
富士山では、お鉢巡りができます。
本来は、富士山頂にある八神峰(はっしんぽう)を登拝すること。
この、八神峰・・・八つの峰をいいます。
白山岳(はくさんがたけ) 久須志岳(くすしたけ)
成就岳(じょうじゅがたけ) 朝日岳(あさひがたけ)
浅間岳(せんげんがたけ) 駒ヶ岳(こまがたけ)
三島岳(みしまがたけ) 剣ヶ峰(けんがみね)
富士山の一番高い所は、この剣ヶ峰の3776メートル
そして、なんとっ!
白山岳は、3756メートル。
こ、これなら戦えますね。石でも、わらじでも積みますよ。
しかも、この白山岳には、ちゃんと鳥居もあって、「白山妙理大権現」がまつられているそう。
なので、日本全国の皆様はもちろん、世界各国から訪れている方々、
富士山に手を合わせる・・・ってことは、自動的に白山を拝んでいる・・・ってことです。 (あくまで我流の考え)
そして、富士山の頂上には二等三角点。
白山の頂上には、一等三角点。
勝った・・・・・。(笑)
「あたちも、高い所をめざしますにゃ~」
めざさなくていいです!