トランプ大統領が最後の演説をしました。
それについて、我那覇真子さんが、YouTubeで、翻訳と原文を読みながら解説をしてくれました。
以下はそこからの抜粋です。
外国人として、私がどこに感動したかというと、国家として何が大事か、こういった危機的な状況にある時でもいつも国民は心をひとつにして、強くあらなければならないのですよ、その強くあらなければならないということを、大統領がアメリカ国民に呼びかけているその姿がとても美しく見えますし、我々外国人の胸を打つようなメッセージであったと思います。
そのパートがどこだったかと言いますと、・・・
「私がホワイトハウスを離れるにあたって、今我々が共有する大事な遺産が脅かされる危険性について心配しています。世界で最も強力な国家として、外国からの驚異に直面しています。」
外国からの驚異がいかに大きいかということを、最後の最後まで国民に伝えているわけですけれど、その次にくる言葉というのが、その危機よりも、もっと危険な危機がある、
「私たちが直面している最大の危機は自分自身の自信の喪失。国家の偉大さへの自信の喪失。」
つまり選挙の不正などがあって、システムも信用できないし、この状況で負けてしまったら、もう4年後の選挙も公正にできるはずがない、とたくさんの方がおっしゃっていて、落胆の声が大きいんですけれど、自国を落胆して自虐史観に陥ってしまうことが一番の危険であります、と。
その次が、私のとても好きなフレーズでありまして、
私的に意訳しますと、
国家の強さの源泉は国民の意思である。
いかに国民の精神が大事かということを最後の最後までトランプ大統領は国民に語りかけていて、
それっていうのは、アメリカ国民に語りかけている大切なメッセージであるんでしょうけど、
同ようなじことが私たち日本国民にだって当てはまることですし、絶対に落胆するだけじゃなくて、前を向いて次にできること戦いをこれからやっていかなければならないのだ、と呼びかけているところが、他国の人たちにも愛される大統領なんだな、というふうに改めて、この言葉を聞いて感じました。
自国を愛することが、いかにその人の心の強さになるか志の強さの源になるかということが、
本当に素晴らしいことだなぁ、というふうに感じましたね。
「アメリカが過去の大きな試練に打ち勝ち勝利することを恒に可能にしてきたのは、祖国の気高さと歴史の中の独自の目的に対する不屈の信念であり、恥じないものであった。
私たちはこの信念を決して失ってはなりません。私たちはアメリカに対する信念を決して捨ててはならない。
国家の偉大さへの鍵は、私たちが共有する国家のアイデンティティを維持し植え付けることにあります。それは、私たちが共通して持っているもの、つまり私たち全員が共有している遺産に焦点を当てることを意味しています。自分たちが誰であるか、どのようにしてここに来たか、を忘れてしまっては、アメリカで政治的検閲とかブラックリストに載せられるのは許されないのです。」?
つまり、ブラックリストに載せられる迫害(保守狩り)を受けるのは、我々が何者であるか、我々の祖先がどうやって戦ってきたか、アメリカが誇るべき強さを忘れてしまって初めて、それが可能になってしまう、今起きている不都合な、あるいは不幸なできごとは巡り巡ったら自分たちの弱さがそれを可能にしてしまっているので、強くあらねばならないっていうことです。
今のような許されない、こういったおかしなでき事に立ち向かうには、自分たちの歴史、祖先の偉大さ、自分たちが何者であるか、それを強く心にもっていれば、それに立ち向かっていける、というメッセージですね。
それは、日本にとっても同じだと思うのです。こっちの保守の方とお話すると、アメリカファーストでいい、ジャパンファーストでいい、それぞれの自国の人のために自国の人が立ち上がって、各国がそれぞれの国を守らなければならない、というふうに言っていますから。なので、
こういった波は日本にも絶対にやってくるんですけれど、それに立ち向かうには、我々日本人が何者であるか、それを我々がきちんと頭の中に入れて、志として胸の奥に持たなければ逆に持ちこたえることができない、ですから、我々日本人も、祖先の行ってきた偉大なことを学んで、それを我々の強さにつなげていかなければなりません。
これなんですよねー。
日本人は、そもそも我々が何者なのか、よくわかっていないですね。どこから来たのかも。
建国の歴史があまりにも古過ぎます。
倭国と日本国の関係もはっきりしません。
日本には漢字以前は文字が無かったということになっていますが、実は神代文字が何種類かあったと思われる遺物が見つかっていますね。古事記は稗田阿礼が誦習したとされているのも、記憶力だけでは無理だろうから、神代文字を読めた人だったのではないかと言う人もいます。
漢字の意味に、同じ意味のヤマト言葉の音を当てたり、漢字の音をヤマト言葉の音に当てたりして、漢字が日本の文字になってから、それ以前に各地にあった文字は忘れられたのでしょうか。
中国の内モンゴル自治区では、モンゴル文字を学校で教えないことに、少し前に決まりましたね。
そうやって、少数民族は国家に同化させられていきます。
日本人は、かつて漢字や仮名文字によって、同化したのでしょうか。
いつもの話で恐縮ですが、
日本人の先祖には百済人がいます。百済は、高句麗とずっと戦っていました。そして、高句麗は、隋、唐の脅威にさらされていました。百済から列島に渡ってきた人々がいて、大和朝廷もそんな人々で構成されていたのかもしれません。
隋の皇帝に対等な国書を送って、倭は独立していることを示しました。
唐に、半島の元の土地を奪われたら、「白村江の戦い」という無謀な戦いに挑みました。
敗戦しましたが、命からがら救出されて避難して来た人々は、列島で、国の再生の夢を抱いて、二度と大陸の国に飲み込まれないために、新天地に世界一の藤原京を造ろうと必死に頑張ったでしょう。
百済の歴史は、建国以来、何百年も、ずっとその土地を守る戦いをしてきたのですから、
こういう心の中のことは、たとえ想像のストーリーであって教科書に載っていなくても、通説でないファンタジーであっても、人間の心理としては当然、当たり前のことだと思います。
持統天皇は、百済人を保護して、天皇家の祖先の天照大御神を伊勢神宮に祀り、倭に古くからあった神道と、百済が大陸から輸入して持ち込んだ仏教とで、日本国の礎を築き、信仰でも、それまでいろいろな所から列島に来ていた人々は日本人として同化していきました。一説にはユダヤ教とも言われる秦氏の八幡神もありますね。秦氏も同化しました。
そんな祖先を誇りにして、大陸とは独立して育んだ日本の歴史を、これからも、子孫に伝えていくために、心をひとつにして、差し迫っている脅威に立ち向かわなくてはいけない、と
国民が、共通のアイデンティティを持って国を強くすることが、「歴史を学ぶ目的」だと、トランプさんや我那覇さんの言葉から改めて、私も思いを強くしました。
とは言うものの、小さな存在の私は、ひとりで思うだけですが・・・
戦後、日本史も、国家のアイデンティティを無くす方向に教育されてきた日本人・・・
グローバリズムの美名に彩られた波に立ち向かう必要すら感じていない、何も考えていない国民は多いのではないでしょうか。
外国人を差別するな、と徹底的に教育されて、今や、日本にアイデンティティがない人の方が過剰に保護されている?と気づくありさまですが、次に気づいたら、日本が日本では無くなっていて、あれ?というような日が来ないことを祈ります。




現地で、一般の人に取材してくれている我那覇真子さんのおかげで、共和党支持者は、メディアが報道するイメージとは逆に、誠実な愛国者であって危険な人たちではないのがよくわかりました。
同時に、メディアに極右のイメージを付けられて苦しむ人の姿が、近隣の国から事実とは違う歴史で攻撃される日本の姿に重なる思いがしました。
議事堂での暴動も、あぁ、なんかこんな風に、日本は帝国主義で戦争を仕掛けた国にされていったんだな、という気がしました。アメリカと戦争をした時、民主党でしたね。
新型コロナさえなければ、不正もなく、当然トランプさんが楽々再選されていたはずでしたが、相手陣営にとっては、あまりにもタイミングが良過ぎましたよねー?
日本も、共和党も、正義が勝つわけではないのです。
トランプ一家に、どうか神のご加護がありますように。
さて、これからの人類の歴史はどうなるのでしょうか~?
お読みいただいて、ありがとうございました。