前回、会津藩の京都守護職・新撰組にゆかりのある、黒谷 金戒光明寺に行った話を書きました。

 

鳥羽伏見の戦いの、最後に多くの会津藩士が命の炎を燃やして亡くしたのが、楠葉台場(橋本台場)です。

大阪府と京都府の境にあります。

私は、2年前の11月3日に、楠葉台場で行われた盆踊りのイベントのことを、このブログに書いています。

 

2011年に国の史跡に指定されて、整備が進められ、今は美しい原っぱになっています。

 ここは、鳥羽・伏見の戦いの最終決着地


 2018年は明治150年でした。


淀川を挟んだ向こうには、天王山に連なる山並みがあります。

 

 

 

イベントで配られていたリーフレットの一部です。(誤りがあったので訂正しています。関係者は会場で了承済みです)

・・・歴史に「もし」がないことを承知でのべるが、もし、楠葉台場が京都から攻め下る新政府軍を迎え撃つことができ、鳥羽伏見の戦いが泥沼に陥っていたならば、イギリスやフランスが国内政治に介入する隙をあたえ、明治以降の日本の近代化は植民地化であったかもしれない。そう考えると、楠葉台場は今日、跡地のみが伝えられるが、明治以降の歴史を決定づけた場所でもある。・・・

 

もし、はないと、おっしゃっておられますが、なかなか感慨深いです。

京都側が閉じられずオープンになっていた、この楠葉台場の構造が、図らずも、日本の植民地化を防いだということでしょうか。

でも、建設の提案者は松平 容保、会津藩だったのです。会津藩士は、藩主が引き受けてしまった京都守護職の責務を全うしただけなのに、多くの人が命を落とすことになって、敗れ、しかし結果的には日本を救った、とは、なんとも皮肉で悲しいですね。どうか安らかにお眠りください。



 

新政府軍

薩摩藩、長州藩、土佐藩など

兵力約5,000人

西郷隆盛・伊地知正治・桐野利秋・村田新八・板垣退助・鳥尾小弥太など 

戦死者約110名

 

旧幕府軍

会津藩(新撰組)、桑名藩、大垣藩、京都見廻組など  

兵力約15,000人

竹中重固・神保長輝・佐久閒信久・窪田鎮章・土方歳三(新撰組)・永倉新八(新撰組)

島田魁(新撰組)・佐々木只三郎(見廻組) 

戦死者 約280名

敗因 ・指揮系統の混乱 

   ・「錦の御旗」出現による戦意喪失

 

 

私は、ここを坂本龍馬も通ったのかな、と思いましたが、この台場は、薩摩長州を京都に入れない関所の役目をしていたので、もしかしたら薩摩藩の舟に乗って淀川を上ったこともあったかもしれない、と、この史跡を発見した専門家が10年ほど前、話しておられました。


京都見廻組の佐々木只三郎は、龍馬暗殺の実行犯だった、という証言があります。

後ろに黒幕がいそうですよね。いったい何のために? 真相は依然として、謎に包まれたままです。

坂本 龍馬は31歳 、

三浦 春馬は30歳で・・・

名前が似ていて、なにか悲しい運命を感じてしまいます。

 

 

春馬さんは、遺作の映画 「天外者」では、「五代 友厚」役を演じました。主役です。

愛国心に目覚めていた春馬さんに相応しい役で、ちゃんと仕事を遺されたと思います。でも、もしかしたら、この役がカッコ良すぎて、嫌がらせされたのもあるのでしょうか?ショック

 

「私は、夢のある未来が欲しいだけだ!!」

 

と始まる予告編が悲しいです。春馬さんは、英語も韓国語も中国語も勉強しておられたらしく、自身の夢も人一倍、描いていらっしゃったはずなのに。

 

音譜

 

「YouTubeの予告編の再生回数が増えると、上映館が増えます!」という情報を見て、知り合いにも勧めていましたが、どうやら、私の住む地域の映画館では上映してくれることになったようです。ネット上には無かったので、映画館で直接たずねて確かめました。チラシももらってきましたむらさき音符

12月11日金曜日から公開で、最初の3日間に当日券を買って入場した人数で、この映画の成功が決まるそうです。今からその日が楽しみです音符

 

 

映画館に行ったのは、すごく話題になっている『鬼滅の刃』を観ようと思ったからなんです。

“PG12”で、子供でも親の指導のもとに観てもいいことになっていますが、正直、心配です。大人へも、大丈夫でしょうか。ちょっと心配。

 

いろいろと日本を取り巻く国際政治を暗示していたように、私は受け止めました。

ネタバレになってはいけないので、あまり書いちゃダメですね。鬼は、あれで、モコモコの鬼の体はあれで、親分の鬼は、「鬼になれ!」と、あの人を誘ったけれど、、、と、すごく書きたいけど、止めておきます。

だけど、少しだけ。 私の勝手な解釈だと、 

「日本人は、侍の子孫なんだ。楽しい夢だけを見ていたくて眠っているけれど、起きろ!目覚める時だ!」

というメッセージでしょうか? 

この映画を、耳飾りの旭日旗を別のデザインにして、お隣の国でも上映すると聞きましたが、でもぉ、、、?アセアセ まぁ、たぶん、都合の良い解釈をされるので、自尊心が傷ついたりはしないですね。大丈夫。

 

馬 春馬さんが出演していて途中で亡くなった、ドラマには、役名を初めとして、セットの小物の演出が、春馬さんや、日本人を侮辱している、と怒っている人がネットに溢れていますが、ドラマ製作者は、ちゃんと言い訳を用意してやっています。「『桃太郎』ですよ。日本人の気のせい」

映画『鬼滅の刃』も、もしも深読みされても、気のせい、ですよね、きっと。


それにしても、    鬼退治、、、桃太郎、、、えー? ? 

 

 

関係ないようですが、同じ局のドラマ「やられたらやり返す、倍返しだ」というのは、面白かったかもしれませんが、そういう復讐というのは、どうでしょうねぇ。

誰かさんの「やられたらやりかえす、恩返しだぁ!!」のギャグ、こういう世界の方がいいなぁ、と思います。一度きりの人生ですから、受けた恩恵の方を見て感謝した方が幸せになれるのに。闇の鬼には、きれい事は通用しませんか。



馬春馬さんも、闇に暮らす鬼に誘われたけど断ったのかな?ショボーン 知りませんが。

立派な侍だったのは確かですね。


 

お読みいただいて、ありがとうございましたクローバー