クローバー学校で習った歴史とは違うことを書いているので、読みにくいかもしれませんが、  後々同じことが繰り返し出て来て解説するようになっています。

すみませんが、エーっ?!と思いながら読み進めてくださいませ笑い泣き
 
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〈ここは朝鮮半島の西側、百済の国どす。〉

と、明信の声。
画面には、空から臨む、大きな河の流れと山城の映像だ。

〈ここは、六三一年の百済の国の王都 扶余です。    
扶蘇山城は、白馬江(ぺんまがん=錦江)という大きな河が、北側をゆったりと、山裾を包んでかかえるように流れていて、南側は羅城(城壁)で閉じて守られている城郭になっていました。>
 
 カメラが城の中へと入っていくように景色が変わっていって、部屋の戸が開けられると、正面奥に男が座っている。まるで時代劇ドラマの始まりだ。

〈これから始まるのは、やがて即位して第三十一代の百済王 義慈王とならはるお方の王子さま、豊璋(ホウショウ)王子の、ある日のお話どす〉

 母に連れられて部屋に入った幼い王子はいつもと違う改まった雰囲気を感じて、母の真似をして、あどけない仕草で、正面に座っている父(後の義慈王)に恭しく礼をした。ちらっと横目で、先に来ていた兄の隆(リュウ)王子を見た。
 父が、子らに、静かな威厳のある声で話しかけた。

「璋(シヨウ)よ。おまえはいくつになったのだ」
「五歳です」
「ほう、五歳か。大きくなったな。父は今からおまえの母に大切なことを話す。おまえも一緒によく聴くのだ。隆もな。我が国の歴史の少し難しい話になるが、しっかり聴け」
「はい、父上」
兄弟は仲良く声を揃えて返事をした。豊璋王子も、今日は、その小さな体に、年の離れた兄と同じような王族の装束を着せてもらっている。
「よし。では、今から我が王家に伝わる歴史を聞かせる」
やんちゃな盛りの豊璋王子も、今はかしこまって大人びた眼差しで、父を見つめていた。
「まず、遠い昔の我が国の祖先の話だ」

 父の長い話が始まった。

「昔、北方で狩猟をしていた部族の王が、土地の農耕民を治めて扶余国を建てた。
扶余国の王が、河の神の娘を妻にしたら、妻は部屋に射しこんできた光に照らされて身ごもった。
 やがて妻は大きな卵を産んだ。それを、犬や豚に食わせようとしたが、どちらも食べなかった。
 道端に捨てたら鳥が温めようとしたので、王が割ろうとしたが割れず、母親に返した。
母親が温め続けたら男の子が生まれた。
 生まれた子は成長して弓の名手になり、朱蒙(チュモン)と呼ばれた。
 王は『朱蒙が自分を脅かす存在になりそうだ』と思い、殺そうとした。
 朱蒙は逃げて、卒本の召西奴(ソソノ)という未亡人に出会い、その方に大いに援けられて、高句麗国を建国した。東明聖王と名乗り、召西奴様を妃に迎えた。
 それから二人はずっと幸せに暮らすはずだった。
ところが、突然、朱蒙の前妻との王子瑠璃(ユリ)が、田舎から出て来て、この国は自分のものだ、と城に乗り込んできたのだ。
 身の危険を感じた召西奴様は、僅かな家臣と民を伴にして、二人の王子をお連れになって城を出た。
 一行は南に向かって、幾日も辛い旅をして、遂によい土地を見つけられた。
そこにお建てになったのが、我が国『百済』だ。
郁里河(ウンニハ=漢江)の南に光輝くキラキラ肥沃な土地を見つけられた召西奴様の、その時のお歓びはいかばかりであったことか・・・。


『素晴らしいラブ
このように壮大な流れは高句麗では見たことがない。
このように輝くキラキラ土地は見たことがない。
 ここに建国しよう。この光り輝く地に都を定めるのだ。
国の名は“百済”にしよう』
クローバー韓国ドラマ「クンチョゴワン斤肖古王」より 照れ     

 そこは元、馬韓の民の土地であったのだが、大国高句麗の王子がやって来た、ということで、外敵から守ってくれる強い王を待ち望んでいた馬韓の人々に歓迎されたのだった。
 百済の最初の王都 漢城(今のソウル)で、次男の温祚(オンジュ)様が王になられた。  

 しかし、それは六百年以上に亘る、高句麗国との戦いの始まりであった。

つづく

百済時代初期の積石塚古墳
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扶蘇山城、百花亭から見た白馬江(錦江)
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檜隈寺前休憩所 企画展
百済の遺跡を見てみよう
ー飛鳥の源流百済・扶余ー
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ヒヨコ
カメラ
国営飛鳥歴史公園で、
「飛鳥の源流百済・扶余」というテーマの展示をしていたので
写しましたが、光っていてすみません💦
キトラ古墳の見学をした日です。
高松塚古墳も次の週に見学しました。
本物を観ると、やっぱり感動しますね!爆  笑
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