貧困問題は当人の責任ばかりではない。社会の問題でもある。そう、わたしは最初からこのプログで訴えています。 そこで危惧されるのは大人よりもその環境下で育つ子供たちである。子供たちの未来が危ないのである。
殆どテレビを見ない私がたまたま家族がテレビを見ていたのでわたしも見ていると、
NHKスペシャルの貧困がテーマ―の番組でした。その番組で一番気がかりだったのが、
そこに映し出される子供の姿でした。
率直言って、大人の犠牲になっているのかなあとも感じてかわいそうでしたが、なんだか小さいなりに一生懸命に現実を生きている姿に「がんばれ」とエールをを送ってしまいました。
ただ救いだったのが、画面に映し出される子供たちがみんなグレテいなくて親に素直になついているという場面があって、どんな家族の形でも、子供と親の絆を感じてしまいました。
今は昔ほどに支援がゼロで飢餓状態ということは少なそうですが、それでもやはり困窮家庭は存在します。
世界から恵まれている、平和だと関心されている日本ですが、大事件は起きるし、生活が苦しい家庭も多いというのは外からはなかなかわかりにくいでしょう。
日本は多くの国に支援をしていますが、まずは自国を見てほしいものです。
そうそう、この番組で一番印象な場面がありました。そのなかで高校生ぐらいの男の子が出てきて、その子の話しぶりがやはり困窮家庭の子供という雰囲気はあるものの、いい子に育っているなあとおもいました。
中学校は不登校になり、せっかく入った高校も周りになじめずに中退してしまったそうです。
その子が発した言葉で「どうしてこうなったのか、母親に申し訳なく思います」ということを言っていました。
そして、母親が仕事から帰宅したのは23時ごろ、その時息子が「おかえり、もう寝るから、おやすみ」
と母親に言葉を投げかけたとき、その男の子の肉声からでる母親を思うやさしい気持ちが伝わってきました。 その言葉のやさしさに、なんだかほっとしました。
母親は仕事に追われて子供と話す時間がほとんどとれないということを言っていましたが、この男の子には十分に母親の大変さや母親の思いは伝わっていると思います。
4人も子供がいて離婚するなんてとも思いましたが、子供たちの母親への思いや、現在の緊迫した状況を見ると、やはり行政の支援は不可欠だと感じます。
12月28日 NHKスペシャル 放送から=========================
子どもの未来を救え~貧困の連鎖を断ち切るために~
6人に1人が…子どもたちに何が
山梨県南アルプス市のNPO法人では連日、行政や社会福祉協議会などから食糧支援の依頼が寄せられている。連絡を受けると、企業や農家から寄贈された食料品を生活が困窮している家庭に無償で届ける活動を行っている。これまでに食料支援を行った家庭は1000世帯以上。当初、支援の対象は高齢者や単身の男性が中心だったが今は子供のいる世帯が増え全体の半数近くを占めている。
食料支援を受けている澤村さんは一人で4人の子供を育てている。3年前に離婚し、パートの給料と児童保護手当などで生計を立てているが家族5人の食費は月に4万円ほどだという。月によって仕事の量も違うため食費に2万円ほどしか当てられない月もあり、野菜や肉などを買えなくなり、コメや麺類などが中心になるという。
母親が働いている間兄弟達の面倒をみるのは17歳の長男武史さんだ。中学の頃から経済的な理由で孤立し、不登校になった。他人に比べて自分を低く見がちになったという。母子世帯向けの貸付金を利用して高校に進学したが、周囲に馴染めず、人と関わることに自身が持てなくなっていった。高校を中退し、家に閉じこもるようになったという。夢はなく考えても答えが出ない、母に対して申し訳ないと話す。母親はこの日深夜11時半に帰宅した。体力を使う仕事で、腰痛に苦しんでいるが体を休める余裕もないという。親子で過ごす時間も十分に取れず、子供にはごめんなさいとしか言いようがないと話す。