学生さんの看護観は、やっぱり患者さんに育てられる

今日は私の番ですニコ

学生さんの看護観は、看護師になるためにはとっても大切ですよね。学生さんからしたら、「看護観、看護観って、看護観ばかり先生は言ってるけど・・・よくわからない。」と思っているかもしれませんね。確かに、学生さんの看護観はとっても曖昧で、何が自分の看護なのかわからない段階なのでしょう。私も、あなた看護観は?と言われて具体的に表現することは難しくて、ぽやーっとしていながら、でも外せない看護上の価値なんですよね。

ある実習まとめ発表会の学生さんの言葉です。「曖昧だった私の看護が、何だかはっきりしてきた!」と、自信に満ちたお顔で発表していました。私もこの言葉、胸にドキューンと響きましたラブ。患者さんのパワーってすごいですよね。短時間で、一言で、学生さんの価値に大きな影響を与えるわけですから。私達も同じこと言っているのですけどねぇ。

学生さんがこのような体験ができること、もっともっと多くの体験ができることで、学生さんの看護観は豊かになります。練り直されながら、道に迷いながら、でもまた戻ってみたりして。

学生さんが自分の看護観を明確にするためには、体験だけではなく、その後のリフレクションがとても大切だと言われていますね。今回の学生さんは発表会という形で振り返っていましたが、日々の実習で、学生さんが自分で振り返り、自分の看護に意味をつけられると、もっと良いですよね。学生さんが、看護師になった時、自分でリフレクションができるように、学生時代からリフレクションのトレーニングをしておきたい。そのためには、看護教員がプロンプターになる必要があります。学生さんの語りを聴き、その現象・体験の意味を共に考えていくと、学生さんの看護もさらに豊かに、成長していくと思います爆笑