不登校を考えた時の高校選びについて・公立 VS 私立 | 中学受験・涙と笑顔の奮闘記〜子どもと塾と親との三人四脚

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息子は、神戸市の中高一貫校卒業2025年春より家を出て大学生。
所謂『普通』とはかけ離れたところにいる息子と『普通』の権化の母のバトルの記録でしたが…ここからは…
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今回も引き続き不登校を考えた場合の高校選びについての独自視点です。


特に、自律神経失調症をきっかけとした、特に起立性調節障害のことについて書きました。

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そしてまたこちらでは、この中で息子の灘中学校の3年の時の担任の先生の話を元に、公立高校と私立高校の相違点などを書いてみたいです。


たまたまですが、この先生は灘校に赴任される前に県立高校での教諭経験があったということで、公立高校と私立高校の内部の違いなどをよくご存知でした。


その先生からのお話をもとに、

私の独自の(偏見の範疇でもありますが、)

公立VS.私立について書きたいと思います。


結論から言いますと、

どちらが適しているのか?ということは、

一概には言えない

となります。

(YouTubeのサムネなら即失格!笑)


それは、公立高校にも、私立高校にそれぞれにメリットデメリットがありますから、

その子、その子で全て違うと思うのです。



具体的にいきます。

例えば、娘は本来マルチタスク(注1)ですし、

社会への適応能力も高いです。

つまり、実際に突発的に起こった事件がなければ、やはり公立高校でも十分に大丈夫なのでしょう。


ただ、予測不可能な事件が発生しましたから、合わなかっただけのことです。


また、息子のようないわゆる超スーパーウルトラ( 笑 )シングルタスク(注1)の人間は、圧倒的に私立高校選択が適していることでしょう。

公立高校はまぁ、どう考えても不可能です。


ただこの息子の場合でも注意点がありまして、

私立だからこその特性、即ち校風に合っていれば…という条件付きな訳ですから、かなりの狭き門となります。


まとめますと、

公立高校のメリットは、

①学費が安い

②通学しやすい

という、圧倒的な、条件も持ちます。

更に、

③本命視される

という、表現の難しい心理状況(注2)もあります。


そして、

私立高校のメリットは、

①ある特定(宗教、姿勢など)の教育方針が確立されている

ということかと思います。

そもそも、その建学精神に則り設立されたという経緯からも、しっかりと、また不変的な色がついているのです。

だからこそ、合う、合わないが大事となるのですね。


一方で、

公立高校のデメリットは、

①一見平等に見えるが、個別対応もないし、表面的なことに固執するため、毎年切り捨てられる人間が発生する(注3)


②入試方法も一見平等に見えるが、誰かの主観に左右されるため、必ずしも公平とは言えない(注4)


でしょうか?


特に、

③校長先生以下、先生方が公務員である

ということかもしれません。


ここがポイントですが、

あくまで県立ということで、その校長先生を含む先生方のアタリ・ハズレに出会う可能性も比較的高いということです。


娘の場合はこれにあたります。

個人的に2人の担任の先生には感謝しかないのですが、それでも、ある一定の範囲内からはずれると、即切り捨てに合ってしまうのです。



また、私立高校のデメリットですが、

①学費を含む3年間の費用が圧倒的に高いということです。

また、メリットの裏返しで、

②一旦、校風に合わなかったならば、これはもう最悪です。

退学からの高卒認定試験のコースか、

通信制などへの転校コースかのいずれかの選択になる可能性が高いです。



特に、この公立高校のデメリットの③は深掘りします。


なぜなら、私にこの認識がなかったことで、娘に結果的につらい思いをさせてしまったとの認識があるからです。


娘が中3の時、もしも公立高校を受験するという選択肢を初めからはずして、私立専願ということで娘に提案していたら、

もしかしたら、、、と今も後悔の念を払拭しきれないのです。


当たり前のことですが、

公立高校の先生方は、みなさま公務員で転勤があります。そのため時には数年間で先生方が総入れ替えという事態にも陥ります。


もちろん、偏差値という基準で生徒が毎年入学することや、そもそも生徒が3年間で卒業しますから、校風もどこまでその色がついているかは時と場合によります。


しかし、実は息子の灘中学校3年の時の先生にお話によると、公立高校の校長先生はかなりの権限を持っていて、その気になれば、予算が多大にかかること以外は、私立と同じようなことはできるそうなのです。


つまり、校長先生にやる気さえあれば、理論的にはいろんなことを実践できるそうなのです。(注5)


とはいえ、校長先生ご自身もやはり公務員という性格から、

どんな時でも、生徒一人ひとりに向き合い、

その子の最善の教育を実行するために模索するなどは、実際には行われません。


対価に見合わない労力をかけて、生徒一人ひとりに向き合い、それこそ県の教育委員会とぶつかりつつ生徒ファーストというしんどいことを実行する必要性はないのです。


寧ろそれが公立高校のアイデンティティであると、公立高校の先生ご自身が考えていると思います。

なぜなら、一見平等に見えることが大切なのです。


では、結論です。

やはり、

様々な疾患、

不登校、

或いは個別対応が必要な特性

を持っていれば、

公立高校より、私立高校の方が無難であると思いますし、

その校風に合う合わないをあらかじめかなり入念に調べる手間を惜しまないことがやはり大切であると感じます。


どうか、誰もがそれぞれに合う高校にめぐりあいますように…


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(注1)マルチタスクVSシングルタスク

については、息子は超スーパーウルトラシングルタスクですし、娘と私は超スーパーウルトラマルチタスクです( 笑 )


(注2)関西地域は地方と同じくまだまだ公立が本命、私立はすべり止め的な意識が残っています…いや、こんな固定観念は捨て去らなきゃ!と思います。私立専願というシステムに乗れば良かったのかなぁ…と。


(注3)公立高校はどこまでその数字を具体的に出しているのか分かりませんが、毎年ある一定の数の退学者は発生していますから。しかもそれが驚くべき理由だったりしますね。


(注4)公立高校の入試システムとして、例えば入試当日の点数と内申点が同じというだけで、それは息子にはどんなに頑張っても無理なんですよね…


小学校の学校の成績から判断するに、息子の内申点では、灘高校と東大寺学園の高校(息子の学年はまだ存在していました)にしか合格できないことになってしまう…とアドバイスされました。


(注5)灘校のその先生は、公立から私立へ転職した理由は、自分がチャレンジしたい教育をするには公立では全くできないことがわかっていたからとおっしゃってました。そして灘校で、いろんなニュースになるようなことにチャレンジされていましたから。