小さな海外の補習校は、世間の評判をとても気にしています。

担任のいた補習校でも、常々、「補習校の悪い噂がながれないように!」と、

口を酸っぱくして言われています。

 

学校の顔でもある校長先生が、運営する側の事務局と対立した時、

評判を落とす事態となり生徒数が減り、経営が危なくなったそうです。

 

正直なところ、運営側の一部の人以外は、対立した内容がわからないため、

悪者にされた校長先生がお怒りになり、運営リーダーとの話のやりとりを、一部始終、メールで保護者達に送信し、判断(ジャッジ)を委ねたそうです。

 

そして、この行動で、校長先生は「クビ」になりました。

 

しかし、多くの生徒が補習校を去ったのであれば、校長先生の言い分も正しかったと判断されたのでは?とも。

 

それ以来、事務局の管理体制は、独裁化に向かって行きました。

 

担任のクラスの生徒が、退学を申し出ました。

理由は、中学生になり、勉強が忙しくなったこと、スポーツクラブに所属していたため、今後、合宿や大会で土曜日が空いていないからと。

 

それから、3ヵ月に渡り、事務局からのキャン止めがお母さんに続きました。

が、「1学期の間に2日しか通えないなら、仕方がないでしょう」という生徒のお母さん。

退学を止めることができなかった事務局の追求の矛先は、担任に向かいました。

 

「OO先生は、OO君のお母さんと仲が悪いんじゃないんですか?」

「OO先生の息子は、OO君とケンカでもしたんじゃないですか?」

「あの、何もないんですが・・・・」

「そうですか~?生徒が補習校を辞めないように気をつけてください!!」

 

そうです、担任の子供と生徒が同じ学校に通っていると、このような疑惑を持たれます。

できるだけ、自分の子供と関係のない生徒たちのクラスを受け持つことをお勧めします。

 

担任は、いつも「生徒が辞めたらどうしよう」と、心配していました。

補習校は、日本へ本帰国か、転勤で退学をする以外の理由は、担任に問題が有りという

考えです。

 

これは、小さな補習校での担任が、事務局に嫌われた理由のひとつです。