日本語ラップ研究所

(2011/10/14発売 Matenro Records \2,385)



L-Vokal(以下エル)の摩天楼第三弾となる今作。

アングラからメジャーまで交流の幅が広く毎度目を引くエルの客演リストだが、今作はMint(元・韻踏合組合)からAiと幅広さは過去最高。


外注が減ったトラックは可もなく不可もなく、といった感じ。だがもともと特徴がありすぎるエルのラップが浮いていないだけでも評価するべきか。

アルバムタイトル通り、誰にでもあてはまる普遍的、日常的なテーマのリックだが、様々なスケールでヒップホップ的メンタリティによるポジティブな内容だ。

テーマに全く関係ない単語も比喩を使ってさし込むスキルも健在だ。


ポジティブな内容がアリなのもエルの特徴の1つだが、コンセプトに徹した結果、総合的にはポジティブすぎる印象だ。エルの皮肉的な視点、毒味を知る人からすると腑に落ちないデキだろう。


表現の幅も広いエルだが小さくまとまってしまった感は否めない。初めてエルを聴いた人には誤解を解くためにも過去作を掘ってもらいたい。


<Track List>

01.Intro by Mr. Haranishi the Hustler


02.MONEYMONEYMONEY

Pro.Ryu-Ja


03.MOVIE feat.鎮座DOPENESS, AI

Pro.RYLL


04.FAshionably LAte skit


05.FAshionably LAte feat.EGO

Pro.Doc Dee & Colin Suzuki


06.UnFAshionably LAte skit


07.GuNGuNGuN

Pro.Doc Dee


08.ART

Pro.Doc Dee


09.S.O.S.

Pro.Doc Dee


10.あああああ

Pro.L-VOKAL


11.SWAG feat.sequick,AKLO

Pro.Doc Dee & Colin Suzuki


12.risiN' feat.JiN,MINT

Pro.JiN


13.An Interlude

Pro.RYLL


14.Purple Music feat.sequick

Pro.Tofubeats


15.Livin'

Pro.Doc Dee


16.4:22

Pro.L-VOKAL


17.MOJITO remix feat.JiN, AKLO

Pro.Luke Valentine


18.Message

Pro.Doc Dee