ようこそ！
『 日 本 語 を 楽 し も う !! 』 へ
また、読みに来てくれたんですね…！
………。
忘年会は
よく
暖かいものを食べに
行きますね。
今までは
鍋物などが
多かったですね。
大勢でワイワイ言いながら
食べるとなると
鍋物はいいです。
というか
幹事さんは
楽なんじゃないでしょうか。
おでんや水炊きもいいですが
河豚ちり…
てっちりもいいですね。
案外満足出来るのは
ちゃんこ鍋です。
本来決まりのない
ちゃんこ鍋ですから
洋風の食材も…
河豚や九絵(ｸｴ)などが
入っていても
元相撲取りが経営していて
ちゃんこ鍋らしい味？なら
ちゃんこ鍋です。
………………。
忘年会が待ち遠しいなどと
思っている人は
多いんじゃないですか。
………………。
“忘年”とは
“年を忘れること”ですよね…。
本当にそうですか？
何か
年を忘れることって
余り意味のない言葉に
感じるんですけど…。
しかも
最初に何回か書きましたが…
“忘年”という
漢語っぽい
２字熟語よりも
“忘年会”
と言う言葉の方がよく使われます。
………………。
“忘年”という言葉が
日本では
余り単独で使われないのと
同じように
中国語でも
余り
使わないようです。
“忘年会”は日本だけで
使う言葉のようですね。
………………。
“忘年交”は
中国語で使います。
日本語でも
“忘年の交わり”
として使います。
“忘年の友”
ともいいます。
年齢の差に係りなく
相手の才能や
能力に敬意を払って
親しくする友人関係のことです。
そうです。
細かいことをいうようですが…
年忘れは年忘れでも
元々は
歳を忘れる…
過ごしてきた一年を忘れる…
一年の苦労を忘れる…
という意味ではなくて
自分の年齢を忘れる…
老いを忘れる
という意味です。
つまり
その年の苦労を忘れ
労を犒う(ﾈｷﾞﾗｳ)という意味は
後々作られた意味なんですね。
差し詰め
元々の意味からいうと
“忘年会”は
歳の差を気にしない…
年齢を超えた友人たちとの
仲良し会
というところでしょうか。
………………。
“年忘れ”という言葉の方が
古いようですね。
勿論
漢語の“忘年”よりも
和語の“年忘れ”の方が
古くなる訳ですが…
今は
“一年の苦労を忘れる”とか
“忘年会”という意味…
“忘年”または“忘年会”
と同じ意味で使われますが
古く
和歌を詠み合う行事に
“年忘れ”というものがあって
それは
年末に行われていたようです。
しかし
酒を飲んだりし始めたのは
江戸時代からのようです。
ただし
家族だけのものだったようです。
………………。
明治に入って…
高額のボーナスが出た
御偉い役人たちが年末に集まって
飲むようになり
宴会の形になったようですね。
この辺りから
“年忘れ”といっていたものが
“忘年会”と呼ばれるようになった
ということらしいです。
………………。
元々は？
忘年会は…
無礼講を
わざわざ宣言するものではなくて…
年齢を超えた友人なんですから…
皆で肩を組み合って
飲み交わすものなんでしょうね？
………………。
企業での歳の差は
余り
埋まらないというか…
“忘年の友”には
成りにくいんじゃないかと
思うんですが…
芸能人なんかは
先輩後輩はあるにしても
同じ作品で
共演したとかして
歳の差があっても
仲のいい友達という
関係はあるんじゃないかという
気がします。
答えられそうで
答えられない語源
出口宗和
ＴＯＰ・・・・・・＞ 日 本 語 を 楽 し も う !!・・・・・・・・・
美しい日本語を面白おかしく楽しもう!!
季語や漢字も楽しんじゃぇ!!
・・・・・・・・・・・・・クイズにも挑戦だ!! ＞・・・・・ＨＯＭＥ