黒い紙を彫って。 | 日本画いろは 川村愛

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福岡在住の日本画家 川村 愛 の【 ことのは帳 】です。
絵のこと。日々のこと。綴ってまいります。

10月になりました。
1週間、ひと月が早い…。今年もあと3ヶ月ですばい(・_・;

さて、毎月第一日曜日はみんな芸術家クラブ。

今月、用意したのは、黒い上質紙。
画用紙よりも少し薄手ですが、張りと光沢があります。

はじめは、これにオバケおばけくんの絵を描くだけでもいいかなぁ〜〜と思っていましたが、
運動会などと重なって、参加者は小学5年生ふたり。

ではちょっと上級編と、切り絵を提案しました。
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カッターではなく、彫刻刀の切り出しを使っています。

学校の図画工作では4年生から彫刻刀を使います。
低学年や幼稚園児が一緒の時は彫刻刀やカッターを同時に使わせるのはまだ心配なので、
今回は特別です。

さて、出来上がりはこちら。
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ホーンテッドマンション?
紙を切り出し、折って立体にしています。
2時間休憩せずに黙々と集中してできました。
崩れた柱があったり、オバケが隠れててとてもおもしろい作品になりました!

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オバケの家族だそう。
英会話に行ってるので、英語を調べて書き加えてます。
『オバケは飛んでるからいらないのか』と言いながら階段を切り出していました。
それぞれにゼンマイがついてるのがかわいいですね。

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これはハリーポッターのトビー。
顔のシワを彫って感じが出てますね。

いつもは年中さんから5年生まで、みんなで協力してわいわい作っていますが、
たまには高学年だけで静かに落ち着いて制作もいいもんですね。