揉み紙。 | 日本画いろは 川村愛

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福岡在住の日本画家 川村 愛 の【 ことのは帳 】です。
絵のこと。日々のこと。綴ってまいります。

夜中作業のBGMはパバロッティの「誰も寝てはならぬ」(笑)
そろそろ「ふとんに寝てはならぬ月間」なんですが、こう寒いといつの間にかリビングで毛布にくるまってて、目が覚めたら空が明るくなってて焦る、というこの1週間です(。-_-。)

いくつも同時進行なので次から次に実験と実践を繰り返してます。
実際は実験をそのまま使ってますけど…。

今回は背景のマチエールづくりのために、
揉紙をしてみました。
石コロさんにヒントを得ました(^∇^)ありがとうございます!

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白麻紙の裏から水干の赤を塗り、
表にも薄く赤を塗った上から胡粉を塗り、
乾いたら紙をくしゃくしゃと丸めて広げたところです。
胡粉がパラパラと剥がれて少ししわが模様になります。

胡粉が薄くてイマイチパリッとしなかったので、箔を貼ってみます。

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テキトーにはって余分な銀箔を払ったら模様が出てきました。
どうさ引きして、アイロンでシワを伸ばし、裏打ちしてパネルに水張りしたところ。

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う、裏打ちでちょこっとしわがよった…(-。-;

これに下図を写して骨描き。
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ポインセチアのデコボコに合うといいなぁ( ´ ▽ ` )