100店舗のローソンが、お正月はお休みをするとの報道された。
働き方改革などの影響のようではあるが、
年末年始だからという理由ならば、新春のデパートの福袋だってやめさせるべきじゃないのか…と思うのだが…
多分、コンビニのお正月休みは進むんだろうと思う。
僕が、生まれ育った街は、都内から私鉄で30分程度の地方都市である。
僕が育ったそんな地方都市では、僕が小学生のころの正月三が日にお店を開けているのは、小学生のお年玉目当てのおもちゃ屋と年始のお祝いに大量に消費されるお酒を補充するために開けている酒屋くらいであった。
よくよく考えると、三が日の間のことだけである。
しかしながら、スーパーやらお店が閉まるからというだけで、オイルショックの時のトイレットペーパーの買占めのように、次から次へと普段買わないようなものまで大量に買い込んでいく母親の姿は、大晦日の風物詩であり、子供心に、新年を迎えるという、なんとも厳かなイベントのように感じながら年末から新年の景色として、僕の記憶には焼き付いている。
僕が生まれた1973年11月に東京の豊洲で、産声をあげたコンビニエンスストアーが、アメリカ発祥のセブンイレブンである。
読んで字のごとく、7時から11時まで、食べ物から雑貨まで全てが揃う便利な店舗として、瞬く間に、日本中に、広まっていった。
セブンイレブン、ローソン、ampmなど今もあるもの無くなってしまったものとにかく街のなかを、とにかく賑かで明るくしていった。
ダイハードで、ブルースウィルス演じるマクレーン刑事を支える、ロス市警のパウエル巡査部長が、ampmで買い物をするシーンがある。
ブランドイメージの戦略であるからアメリカ本土のampmと日本のampmとは、店のレイアウトが同じであるに決まっているのに、そのロゴやレイアウトに、アホみたいに感動したものであった。笑
この便利なお店が僕の街に来たのは、小学4年の時であり、オープンの日には、風船は飛ばすは、綿あめは作るはで、もはやお祭り騒ぎであった。
当初は、7時から11時までだったのかもしれない…
気がつくと、24時間営業であった。
僕らは、明日が部活の大会であれば、ポカリの粉末を買いに、わざわざ夜中に出かけて行き、試験前であれば、ノートのコピーを取りにコンビニに出向いたりした。
もちろん、真面目な事ばかりはなく、悪ガキが集まってクズクズとくだらない話や恋愛のこと、時には壮大な野望を語ったりもした…
中学高校生にとってのコンビニとは、そういう場所であった。
そして、大学生になると、僕は、コンビニの内側でスタッフとして、この景色を見たものであった。
廃棄処分の弁当でよければ、夜食としてそれを食べればよいし、暇になれば、バックルームでタバコをバカバカ吸えるという、まぁ眠ささえ我慢できれば、若い学生にとっては、コンビニの夜勤は、まさに天国とも言える職場であった。
年末年始にカップルで初詣をするという古風な習慣さえなければ、比較的短くはあるが、それでも長い大学の冬休みの一日か二日、通常よりも、1.5倍の時給になる大晦日から元旦は喜んでバイトを入れたりしたものだった。
とはいえ、コンビニの仕事が、大晦日から元旦が暇かといえば、そうでもないわけで…
地方に帰るために長距離運転をするお父さんがドリンク、タバコ、飴など買い、それに正月気分に便乗してチビ助が本当に必要かどうかは不明な食玩などを購入し、また駐車場でたむろする悪ガキ高校生がおでんとビールを購入したり、初詣帰りの家族が夜食を買ったりと、それはそれで新しい新年の迎え方がそこにはあったのだった。
なんの奇遇か、僕と同い年のコンビニであるが、24時間365日飽きもせずにいつも休まないコンビニは、そろそろお疲れなのかもしれない…
コンビニが産まれたことによって、街の景色が変わっていった…
そして、そのコンビニが、年末年始をお休みしたら、それはそれで新しい新年の風景がそこにあるんだろう…
確かに、少しだけ、寂しさは残るのだが、それはそれで楽しみである。笑