ラクビーワールドカップが熱い。
僕はラクビーを最低限の知識くらいしか知らない。
それでも今回のアイルランドが強豪であるという認識はある。
そんな知識の僕でさえ、すごいと思う国に勝利してしまうんだから、それはすごい。
ラクビーファンでなくても、熱くなる。
ふと思うと、ラクビーなんかも、そうだが陸上もすごい。
追い風だったとは言え、桐生祥秀選手が9秒98を出してからは、サニブラウン・アブデル・ハキーム、小池裕貴などが、どんどん9秒台の記録を叩き出している。
やはり、ロサンゼルスオリンピック、ソウルオリンピックなどで活躍したカール・ルイスなどが記憶に残る。
僕の陸上、100メートルは、黒人が勝つというイメージは、おそらくここで焼き付けられる。
ロス五輪やソウル五輪は、僕が小学校から中学生世代だ。
バカだった中学生が少し小生意気な理屈をこねまくりわして、話をしだすわけだが…
ましてや、100メートル走に自信のあるやつがカール君に挑戦するなどという企画が、ビートたけしのスポーツ大将でやりだすわけだ。
無論、カール君は、カールルイスを模した人形で、コースの端にレールを敷いておき、台車の上にカール君のせスタッフが、全力で引っ張るという、ザ人力なのである。
話を戻す。
中学生世代のこねくり回された理屈はこうだ。黒人の身体のつくり、筋肉のつくりが違うという理屈だ。
しかしながら、この内容は、筋肉のつくりというのは、あれかい?アクチンフィラメントとミオシンフィラメントが違うのかい?とか、身体のつくり違いって言うと、あれかい?上腕二頭筋がとか、大腿筋とかが違うのかい?などと、医学部とか生物学とか専攻してる奴からは、めちゃくちゃやり込められる理屈だ。
ただ、僕らはこの理屈を、音楽室のベートベンの肖像画の視線が動くとか、焼却炉の横に亡くなったはずの3年4組の女子学生が立っていた。なんていう話よりは、かなり納得していたものであった。
そして、至った結論は、日本人では、9秒台は出せないであった…
少し差別的な表現になるのかもしれないが、サニブラウン・アブデル・ハキームはお父さんがガーナな方である。ハーフであるが日本人である。
つまり、国籍的な理由であれば、至った結論は、簡単に崩れていく。
ここで、ハーフであるから筋肉的な内容と言われてしまうと…
しかし、桐生祥秀や小池裕貴は、黒人とのハーフとかではなさそうなので、身体の違いとか、筋肉のつくりのちがいなどなさそうである。
こうなると、30年近く僕らが信じていた理屈は、もう根底からガラガラと崩れていくのである。
これらの理屈が、瓦解するのは、実は容易に想像できたのだ。
日本人にメジャーリーグは無理…
日本人にワールドカップサッカーは無理…
そう、すべて無理はなかったのだ。
無理だと思うから無理なのだ。
そして、スポーツはそれらの無理だと誰が思った限界を打ち破り、僕らに新たな感動を与えてくれるものなんだと思うのだ。
だからこそ、来年こそは、ベイスターズがリーグ優勝しなければならないのだ。笑