ツービートってやっぱり面白い。


僕がぴっかぴっかの一年生になった1980年から1982年くらいまでは、漫才ブームであった。


がばい、ばーちゃんを書いた島田洋七のコンビB &B、今は引退してしまった島田紳助の紳助・竜介、めがねめがねの横山やすしがいたやすし・きよし


まぁ、小学生の僕には意味こそわからないが、大人が楽しそうに爆笑するのにつられ子供ながらに大笑いしていた。


今、素晴らしいのはYouTubeで、過去の漫才が見れてしまうのだ。

良い時代になったもんだとつくづく思う。


その漫才ブームの中心に、ツービートがいた。


若い方は分からないかもしれないが、ビートたけしの漫才コンビだ。


今、僕のふるさとである都内から私鉄で30分程度の街で、焼肉屋さんを経営しているビートきよしが相方である。


とにかく、ぶっ飛んでいる。


今見ても面白い。


ブラックなのだ、とにかく悪い。

人の悪口ほど、面白いものはない。

そして、その悪口は、時として言われた方を傷つけてしまうのかもしれないが、言われた本人をも、苦笑してしまうところが、ユーモアなのだと思う。


白か黒かなら、黒の方が面白い

どこまでも、無茶をしていると面白く感じる。


芸人とは、格も無謀なのかと思う。


無謀なことをした、芸人さんがいる。

税金を申告しなかった方である。


少し税金の計算について、考えてみようと思う。

例えば、スポーツ選手の年間契約金が、仮に1億円だとする。


個人にかかる税金が掛かる率、税率のマックスが6割くらいである。

この税率は、額により変わっていく、累進課税という仕組みになっている。

あくまでも、ざっくりと計算するので、いちいち突っ込まないで欲しいのだが


1億円で、個人の手元に残るのは、4000万円ということになる。


では、ここで、何とか手残りを増やそうとするとどうするか


簡単に言うと、誰かにお金を受け取ってもらい、必要な分だけ、貰えば良いことになる


意味不明なことを言っているように聞こえるかもしれないが


端的に言うと、この誰かが、会社である。

会社というのは、法律的には、人と同じとされる。故に法人と言われる。


従って、1億円を、会社が受け取り、選手は、年間1000万円だけ受け取るとする


1000万円は経費だから、課税されるのは、

9000万円。

法人の税率は、おおよそ4割が上限なので、

9000万円×40%とすると3600万円が税金になる。

そうすると、会社には5400万のお金が残る。

さて、選手がこの会社の社長である場合は、

何と自分の給与1000万と5400万は、自分のものであるから


なんとその手残りは、6400万になる。


個人で全額受け取ると、4000万。

会社を作って、受け取ると、6400万。


差額は2400


どうだい、この仕組み。

これが節税である。笑


そうなのだ。

これが、とある芸人さんが会社を作った理由である。

 

ところで、これに対して芸能リポーターなどが、芸人個人の旅行の費用や、私服なども経費に入れようとしたのですか?など、舌鋒鋭く追求していたが


全く頭が悪い。

芸能リポーターなんて所詮そんなもんだ

と言われないように、死ぬ気で勉強しないといけないのでは?と思ってしまう。


税金の計算として、これらを経費として申告してしまうことは可能かもしれないが


ただ、くだんの芸人さんは、そもそも申告してないのだから、経費として、使おうともしていないのだ。


つまり、本来は経費にならないものを個人的な旅行や個人的な洋服などのお金を経費に無理矢理入れて、申告をしていたならば、それは脱税になるかもしれない


脱税とは、本来支払うべき税金の支払いを、逃れることを言うわけであるから、本来含まれない経費を含めて申告するとか、例えば1億円ある売り上げを5000万で申告するとかその手の類である。


この手の類のやりとりは、今は亡き、伊丹十三監督の1987年公開の名作「マルサの女」をみていただきたい。


伊藤四郎が、演じるパチンコ屋のオーナーが地味に笑える。



話は戻る。


くだんの芸人さんは、脱税もなにも、申告してないんだから、関係ない。


だから、国税庁の役人さんがわざわざ計算して、税金と追徴金を取っていったのだ。


ところで、10年くらい前に、おんなじように無申告をした有名人がいた。


脳科学者の茂木健一郎だ。


彼は、これだけ稼いでいるのだから分かるだろう、税務署が来て好きなだけと持って行ってくれ的な発想だったと、知り合いの税理士から聞いた


だから、会社すら作っていなかったそうだ。


まさにアハ効果だ。笑

これくらいぶっ飛んでると面白い。

芸人より芸人的だ….

きっと、自分の学問に自信があるからだろう。


同じような無謀なことをしても、お金に囚われない学者先生の方が、よっぽど面白くみえるのではないだろうか。


そう考えると、くだんの芸人さんを含めて、それにコメントしているワイドショーの司会をしている同じ事務所の芸人さん達も、芸人として、僕は、あまり面白いとは思わない。


ワイドショーの芸人さんも、確か奥様が社長をやられている自身のお父様の会社名義で、所属事務所と契約されたようだったし


この事務所の芸人さんは、生活保護の不正受給、税金の無申告、闇営業、反社会的勢力さながらの人たちを格も大勢抱えているようだ。


この事務所よりも他の事務所に所属する芸人さんの方がよっぽど面白いと感じたりもするのだが、この事務所は、一体どんな基準で芸人としているのだろうか


芸人とは芸で食べる人のことだと思う。

街角で面白いことを話したって、投げ銭でお金が取れるような人たちが、お笑い芸人なんだろうと思うのだが


芸に自信があるからこそ、宵越しの金は持たないなんていう刹那的な生き方に、凡人である僕らは、ある意味で畏敬の念を抱きつつ、面白さを感じているのではないだろうか。


ビートたけしは、問題を起こし何度もテレビを干されそうになっても、戻ってこれたのは、やっぱり芸人だからではないだろうか


そんな実力がある芸人さんが、減ってしまったからであろうか、バラエティ番組は、少し寂しくなったような気がする