若いころは、まるで興味がなかったクラッシック音楽。
しかし、年齢を重ねると良いこともあるのか、このごろ結構興味が出てきた。
NHKのEテレ(←この言い方いまだ大嫌い。教育テレビでなぜ悪い?)で、その名もずばり「Classic TV」という番組をやっているので見ている。司会のピアニストが、イケメンで話上手、と良いとこばっかりの男性なのも楽しい。
さて、CM音楽とか、TV番組の中で、「この番組のオリジナルBGMなのかな」なんて考えていたのが、かなり、クラッシック音楽から取ってきているものだとだんだんわかってきた。作曲者が死後70年以上経過していると、著作権料払わなくても済むから、気楽に使える、というのもあるのだろう。
例えば、テレ朝の「格付チェック」で、浜田とヒロドアナが正解不正解を争う短いコーナーの背景は、イギリス第二の国歌と呼ばれる「威風堂々 第一番」だったり、「珍百景」でその紹介に流れるチャチャチャチャチャチャ~~ン、というところは、「展覧会の絵」だったり、私が通っていた中学校で朝8:30の登校時間しめきり前に流れていたせわしない曲が「ラデツキー行進曲」というものだったり。また、野村不動産だったかな、CMで流れていた美しい曲が、「パガニーニの主題による狂詩曲 18変奏」だった。夏井先生で人気の「プレバト」でも、最下位の紹介で流れる曲は「愛の悲しみ」という。
聞いたことはあっても、曲名や作曲者を知らないものばっかりだった。
スマホに「Shazam」というアプリを入れている。街角などで流れてきた曲名がわからないときは、これをonにすると、曲名を調べて教えてくれるのだが、このアプリはクラッシックは苦手らしい。この前もスーパーで買い物をしていたら、聞いたことのある美しい曲が流れてきたので、これをonにしたけど、「わかりません」だった。
しかし、幸い、その後すぐ曲名がわかった。
「シシリエンヌ」という、ものがなしい曲。
子どものころ、クラスの女の子たちはほとんどみな家にピアノかオルガンがあり、先生について習っていたのに、私はそうではない少数派だった。クラッシックに疎いのも、そういった環境に原因があるのかな。ともあれ、これから徐々に聞いて行こう。幸い、いまの時代にはスマホからいくらでも流せる。