いまから20年くらい前は、A宮家を応援していた。と言うのも、当時の皇太子(現天皇)が、何かと

「雅子、愛子、雅子、愛子」

と連発し、ふぬけのようだったから。デヴィ夫人からは、なんと「廃太子署名運動」まで起こされていた体たらくだった。

雅子妃が皇室になじめず、公務をドタキャン、ストばかりしていた陰で、皇太子(現天皇)は単身で行ける軽い公務ばかりになり(というか、だんだん彼への公務の依頼も減っていた)、重い公務は全部A宮夫妻に回って、地方公務や外国訪問はみなA宮夫妻の仕事になっていた。その苦労も見ていたので、A宮家を応援していた。

 

A宮夫妻の長男が、この度、面接と審査により、筑波大学の推薦入試に合格なさった、そうだ。

私は、国立大学にも、推薦入試制度があるとは知らなかった。みんな同じペーパーテストを受けて合否をはからねばならないのだと思っていた。

 

つまり、A宮家は、またまた、学習院への進学を避けたわけ。

A宮夫妻らが学習院OB OGなのに、ここまで徹底して学習院を避けまくっている理由は何なのだろう。

さすがに東大へのごり押しは無理すぎると思ったのだろうが、筑波大だって難関大学だ。

 

私がもう一つ不愉快なのは、A宮夫妻は、長男を、徹底して「他人と一緒に受ける一般入試」から避けまくっていること。これまでになかった、お茶の水付属から筑付高へのトンネルなんてものまで臨時に掘って行かせ、うわさによると筑付では0点すれすれの成績でありながら、優秀なA判定の評価とトンボの論文で、筑波大の推薦の合格をもぎ取ったらしい。

「トンボの論文」、って、誰一人、あの親王が一人で書いたとは思っていないだろう。

筑波大学も、困ったくんを引き受けざるを得なくなった。皇室からごり押しされたなら、断れないのだろう。

赤坂から筑波まで通うつもりらしいが、どうやって?

彼と同期になる他の学生らには、すさまじいかん口令が敷かれるだろうなあ。

ほんと、こうまでして無茶苦茶、ごり押しした進路を見せられると、国民はますますA宮家から心が離れるぞ。

学習院だったら、推薦でも裏口でも何でもいい。しかし、国立大学にまで同じ手段を使うなんて。

他人と一緒に受ける一般入試では絶対合格できない、ということを、むしろバレバレにしているようなものだな。

一般入試を受けずに進学してきた、という点では、彼の義兄であるあのKKとやり方がそっくりである。