皇族の人数が減少しているため、その対策としての皇室典範改訂に着手するらしい。

最も即効的な案は、女性皇族が結婚しても、皇族の地位を離脱せずに住むようにすることだそう。確か、現行の皇室典範でも、皇族女子が皇族男子と結婚した場合には離脱の必要はないはずだったが、そのような適齢皇族男子がいないため、つまり一般人との結婚後も、ということ。しかし、その夫や子は皇族にならないので、その皇族女子が薨去されるまでのある意味「延命」でしかない(皇族の人数自体は増えない、ということ)。

私は、旧皇族の男子を皇籍復活させるか、彼らを子のない皇族(シングル、既婚問わず)の養子にしても良いんじゃないかな、とも思う。


高円宮家の三女、絢子さんが、3人目の男子を出産なさった。男子が産まれなくて苦悩している皇族にあって、彼女の3男子の出産は快挙であろう。女性皇族の子だから、Y染色体は途絶えてしまうのだけど、なんとなく、この絢子さんの3人の男子が、将来、キーマン的な働きをするような気がする。


それよりも、何よりも、皇族の「公務」そのものをもっと減らしたらどうかな、と思う。公務、と聞くと、国会や、国体や、日本赤十字などの◯◯会の儀式への出席、というのが思い浮かぶが、ああいう会に、どうしても皇族を呼ばなければならないものなのだろうか。私は、宮中祭祀や宮中文化の継承と、海外からのVIPの接遇、この2点に特化していただければ良いのではないかなと思っている。それならば、あまり人数は要らない。


最後に付加したいのは、宮内庁の人員のダウンサイズである。これは私の亡父が言っていたことなのだが、

「皇室制度自体は悪いことじゃないが、あの、有象無象がなあ」

皇族に万が一のことがあっあら責任負い切れない、という心配はわからないでもないけれど、皇族が一人動くと、100人くらい護衛などで付いてくるあれだ。海外の王族は自分で運転して出かけたりするそうだけど、日本の皇族がどこかに移動するとなると、すさまじい人数が事前から動き、すさまじい配慮が働く。逆説的だけど、この(素人目から見たら)異様なほどの保護体制を少しずつ手薄にしていくと、必須ではない公務にまで手が回せなくなるから、公務は自ずと減る。


蛇足: 男子フィギュアの宇野昌磨選手が引退なさったけど、彼を見ると、KKに似ているなあと思うの、私だけ?