私のかかりつけの女医さんのクリニックは、壁にモニターがあって、いろいろな情報を表示するので、待合いの間、見ている。

そういえば、このクリニックでも、しばらく中断していた「子宮頸がんワクチン」の接種を再開したようだ。というか、調べてみたら、このクリニックだけでなく、あちこちの病院で申し込めば接種されるようになってきた。

性交渉を開始する前の年齢からの接種が必要で、日本では小6から高1の女の子に、計3回接種するようだ。

 

しかし・・・

このワクチンを打ち始めたとき、朝日新聞とか朝日新聞とか朝日新聞とか毎日新聞とか読売新聞とか、その他のメディアによる、副反応被害の報道はすさまじかった。体が不自由になってしまい、車いす生活になり、国を訴えた女の子のニュースも聞いた。

それですっかり接種が下火になってしまったこのワクチン。

2018年、がん免疫療法の権威である本庶佑氏が、ノーベル賞を受賞したとき、その会見の場で、日本のメディアがこのワクチンを袋叩きにしている現実を、本庶氏は痛烈に批判なさったのだが、それを報道したマスゴミは、1つもなかった。理由はいわずもながだが。

 

 

ともあれ、今、マスゴミの袋叩きは徐々に冷めてきたようだ。

私がかかりつけクリニックで見たデータによると、世界の主要国で、メキシコは接種率95%なのに対し、日本では0.4%程度、とあった。ダントツの低さだ。

厚生労働省の数字を見るともう少し上ではあるが、依然として世界ダントツの低さである。

 

でもね、私に娘がいたとしたら、これ、受けさせただろうか。子宮頸がんを発症するのは年に1万人ほど、死亡するのは年に3000人ほどだ。日本のざっと7000万人ほどの女性のなかで、打つ価値がある数字、と思うかどうか。もちろん、このワクチンを打つだけで100%ガンを防げるわけではなく、がん検診との併用が推奨されている。

 

が、これってかなり恥ずかしく苦しい検査だ。医者の側は慣れているんだろうけど、受ける身としては、大股を開いて、あの中に器具を入れられ、子宮口をゴリゴリこすり取られるのだ。これがもうちょっと楽に検査できるならいいんだけどね。女医さんだからまだ我慢できる。ついでだが、私は先日、マンモグラフィー検査も受けた。おっぱいを片一方ずつ、プラスチックの板で、ぎゅ~~~~っと押しつぶされるんだ。痛い。

女の検査は、痛くて恥ずかしいものが多い。