民主党の「事業仕分け」第2弾が始まった。
 
政治ショーとかパフォーマンスとか言われているが、真に税金の無駄を暴き、その使途をただしてくれるのなら、民主党ではあっても、それは賛成であるし、びしばしやっていただきたい。UR(旧・公団住宅)の腐敗ぶりにもただあきれ果てるばかりである。しかし、党首みずから、もっとあきれ果てる脱税を平然と行っているので、それを考えれば、このショーの成果も、薄らいで余りある。
今回は、あの蓮舫サンも、前回よりはmatureになられたそうだ。彼女と言えば、前回のスーパーコンピューターのとき、
「世界一を目指す理由は?2位じゃ駄目なんですか」
という、超文科系の発言をして物議をかもした。私も見ていて怒髪天を突く思いだった。この資源の無い日本がここまで工業大国として成長できたのは、科学者らの寝る間も惜しむ努力のお陰である。最初から銀メダルを目指してオリンピックに行く選手がどこにいるというのか。ただでさえ、ゆとり教育などのお陰で理科系嫌いの子供たちが増えて、お先が暗いというのに。
 
さて、今朝、朝日新聞を見たら、眉をひそめるような記事を2つほど見つけた。
ひとつは、ミユキに関するものである。
「最近見ません 鳩山幸さん」
という表題が1面に出ていたのだが、
「鳩山首相の幸夫人が、最近控えめだ。活動的なファーストレディー像は影を潜め、一緒に外出する姿も少なくなった。逆風に苦しむ夫を後方から支える戦略に転じたらしい」
とある。ほぉ~・・・・ 「後ろから支える」ねえ。物は言いようだなあ・・・・
4面の記事そのものを見ると、韓流スターのイ・ソジンに会いすぎるとか、政府専用機にぽっぽと手をつないで乗り込むのがいちゃいちゃし見える等の批判を受け、「普天間で覚悟を示さないといけない時期だけに、遠慮してもらった」らしい。17日の「桜を見る会」でも、首相とともに壇上で目立つのを避けた、とあるが、tarismanaspectさんの25日の記事 ↓ によると、到底「目立つのを避けた」とは思えないが。
表に出ないと「後ろから支える」という美しい解釈を朝日新聞社はしてくれるらしい。爆弾は埋めておくに越したことは無いだけだと思うのだが。
 
もうひとつの記事は、天声人語である。 尼崎市 に住む在日韓国人の男が、タイに養子554人と養子縁組をしているといって年間8600万円の子供手当てを申請したあの件を、
「乱用も、ここまでくるとすがすがしい
と書いてあったのだ。
いくら、真実とは全く逆の言葉をイヤミのために使うことはあるにしても(例:鳩山に向かって「かしこくて勇気のある方ですね」と言う)この文脈で「すがすがしい」を用いるとは、ふざけているとしか言いようが無い。
そういえば、私が昨日「たずね人」で行方を聞いた人が法務大臣だったとき、夕刊のコラムで彼を「死神」と表現した問題も、結局、むにゃむにゃにされたままだ。