「これ、どうするの?」
と母に聞くと、
「さあ、どうしようかねえ」
という。特にこれといった予定もなく買ったらしい。
桜エビがあったので、浅漬けを作ることにした。切って混ぜてもむだけの簡単さである。
セロリは薄切りにする。ただし、葉っぱは入れすぎないほうがいい。
フライパンに桜エビをいれ、弱火で短時間、乾煎りにする。
すり鉢に、乾煎りした桜エビと塩少々をいれ、すりこぎで桜エビを適度に細かくつぶす。こなごなになるまでつぶさなくていい。
つぶれたら、そこへ刻んだセロリをあわせ、手にビニール袋をかぶせて軽くもみもみする。素手でもいいのだが、私はあんまり素手で食べ物をもみもみするのが好きではないもので。なじんできたら、「こぶ茶」少々を味だしに入れて、また軽くもみもみする。
5分くらいおけば食べられる。
母「さっぱりしていておいしい」とのこと。ほっ。
さきごろ香菜(シャンツアイ、パクチー)について「好き嫌いが真っ二つに分かれる」と書いたが、セロリも同様である。セロリの好きな人なら、もう一品足りない、と思ったときにお勧めかな。