「社長 島耕作」の先週号に、こんな話が出ていた。
中国と日本で合弁事業を作ると、中国は、日本の技術を十分盗んだころに「合弁解消」を申し出てくる、という。そのあとは言うまでも無く、盗んだ技術を国に持ち帰って独自生産するというのが定番パターンだ。あんな人件費の安い国でそんなことをされては、日本は歯が立たない。そんな間抜けな被害に過去何度も日本人は遭ってきた。日本人はあまりに性善説的であり、お人よしである。それをしも「日中友好」だの、ひいては鳩ぽっぽなら「友愛」とでもいうのであろうか。
日本人は「契約の概念」が希薄だが、法律が未整備な中国ではもっと希薄で、契約書など結んでも簡単に反故にされるし、反故にされても、法律が未整備なので、中国相手では損害賠償請求などの訴訟手段もまともにとれない。大学時代の先輩から教わった言葉なのだが、中国には、「法三条」という言葉があった、という。これは、中国人は「法律」というものをあまり好まず、法律なんて「殺すな、盗むな、傷つけるな」の3条もあれば足りる、という思想を表したものだ、と彼は言った。
この年末の休み中、銀座の天賞堂貴金属店で、壁に穴をあけて中の時計がそっくり盗まれるという窃盗事件が発生した。その後、香港で「爆窃団」の男女6人が逮捕された。窃盗された時計類は、回収できたもの以外は、ほとんど、中国大陸の富裕層に流れたようだ。
また、12月31日には、新宿三越の「ティファニー」で、韓国系と思われる男が、見せてもらった指輪をつけたまま逃走した。こちらはまだ逮捕されていない。
海外で、ブランドショップや宝石店に行くと、出入り口にガードマンが立っていて、いちいちドアをあけてお客をひとりずつ入れ、また鍵をしめているようなところばかりだ。日本以外の国では、ここまで客を疑って普通だということだ。治安の良い日本では、まだまだ、お客様を信じ、お客様に最大のサービスをし、「見たい」というものは無条件でほいほい見せたり試着させたりするが、そういうことが通用しないエリアから来日する、民度の低い悪党どもにしたら、日本ほど、平和ボケした甘ちゃんの国はないであろう。彼らにしたら、これだけゆるいのだから、「盗まれる方が悪い」に違いない。
幸か不幸か、日本は、外国と国境を接していない。単一民族が同じような生活習慣で、鍵もかけずに暮らしていた。しかし、そんなのどかな時代はとっくに過ぎ、犯罪目的で来日する外国人があちこちにいるにもかかわらず、いまだ、宝石店は、ウインドウショップに商品をキラキラ飾ったまま閉店している。あたかも、「盗んでください」と言っているようなものだ。
平和な日本には、自動販売機がいたるところにある。中には、商品、カネ、機械の3つがぎっしり詰まっているが、我々日本人は、これを壊そうなどという発想が無い。しかし、そんなものを置いたら一夜で壊され、中のものがそっくり無くなる国など、この世にいくらでもある。というか、壊されないでこれほど置かれ続けている日本という国が奇跡だ、ということを、我々はなかなか理解できないでいる。これが壊され、中のものが取られる事件が日本でも多発するようになったら、日本という国はいよいよ終わりだと思っていい。
東シナ海の油田から、中国は今にも原油を盗まんとしている。これでも鳩山は「友愛」なんて暢気なことを言うつもりであろう。明日にも盗む準備ができているのに「遺憾である」なんて悠長なことを言っても絶対通じない。はっきり「やめろ」と言い、やめないなら、戦争でもしかけて十分な話である。中国人には、話し合いなど通じない。彼らにとっては、「盗まれる方が悪い」のだ。そんな文化の違いで、日本人が「性善説」を「性悪説」に、「おひとよし」から「他人を疑う」姿勢に切り替えができない限り、移民、とりわけ、距離の近さから圧倒的に来日数が多い中韓からの移民を受け入れては、我が国が世界に誇る「治安」はあっという間に崩れ去る。しかし、そうなってからでは取り返しが付かないのである。
我が国が他国と国境を接していないことで生来抱えてしまっている致命的な欠陥のひとつは、外国との議論(喧嘩)の仕方を知らないことだ。「片手で握手しながらもう片手で殴る」くらいの態度で海外の政府要人に臨める政治家が日本には誰もいない。それどころか、何百人も連れて中国まで握手ツアーにいく幹事長もいる始末である。情けない。
中国と日本で合弁事業を作ると、中国は、日本の技術を十分盗んだころに「合弁解消」を申し出てくる、という。そのあとは言うまでも無く、盗んだ技術を国に持ち帰って独自生産するというのが定番パターンだ。あんな人件費の安い国でそんなことをされては、日本は歯が立たない。そんな間抜けな被害に過去何度も日本人は遭ってきた。日本人はあまりに性善説的であり、お人よしである。それをしも「日中友好」だの、ひいては鳩ぽっぽなら「友愛」とでもいうのであろうか。
日本人は「契約の概念」が希薄だが、法律が未整備な中国ではもっと希薄で、契約書など結んでも簡単に反故にされるし、反故にされても、法律が未整備なので、中国相手では損害賠償請求などの訴訟手段もまともにとれない。大学時代の先輩から教わった言葉なのだが、中国には、「法三条」という言葉があった、という。これは、中国人は「法律」というものをあまり好まず、法律なんて「殺すな、盗むな、傷つけるな」の3条もあれば足りる、という思想を表したものだ、と彼は言った。
この年末の休み中、銀座の天賞堂貴金属店で、壁に穴をあけて中の時計がそっくり盗まれるという窃盗事件が発生した。その後、香港で「爆窃団」の男女6人が逮捕された。窃盗された時計類は、回収できたもの以外は、ほとんど、中国大陸の富裕層に流れたようだ。
また、12月31日には、新宿三越の「ティファニー」で、韓国系と思われる男が、見せてもらった指輪をつけたまま逃走した。こちらはまだ逮捕されていない。
海外で、ブランドショップや宝石店に行くと、出入り口にガードマンが立っていて、いちいちドアをあけてお客をひとりずつ入れ、また鍵をしめているようなところばかりだ。日本以外の国では、ここまで客を疑って普通だということだ。治安の良い日本では、まだまだ、お客様を信じ、お客様に最大のサービスをし、「見たい」というものは無条件でほいほい見せたり試着させたりするが、そういうことが通用しないエリアから来日する、民度の低い悪党どもにしたら、日本ほど、平和ボケした甘ちゃんの国はないであろう。彼らにしたら、これだけゆるいのだから、「盗まれる方が悪い」に違いない。
幸か不幸か、日本は、外国と国境を接していない。単一民族が同じような生活習慣で、鍵もかけずに暮らしていた。しかし、そんなのどかな時代はとっくに過ぎ、犯罪目的で来日する外国人があちこちにいるにもかかわらず、いまだ、宝石店は、ウインドウショップに商品をキラキラ飾ったまま閉店している。あたかも、「盗んでください」と言っているようなものだ。
平和な日本には、自動販売機がいたるところにある。中には、商品、カネ、機械の3つがぎっしり詰まっているが、我々日本人は、これを壊そうなどという発想が無い。しかし、そんなものを置いたら一夜で壊され、中のものがそっくり無くなる国など、この世にいくらでもある。というか、壊されないでこれほど置かれ続けている日本という国が奇跡だ、ということを、我々はなかなか理解できないでいる。これが壊され、中のものが取られる事件が日本でも多発するようになったら、日本という国はいよいよ終わりだと思っていい。
東シナ海の油田から、中国は今にも原油を盗まんとしている。これでも鳩山は「友愛」なんて暢気なことを言うつもりであろう。明日にも盗む準備ができているのに「遺憾である」なんて悠長なことを言っても絶対通じない。はっきり「やめろ」と言い、やめないなら、戦争でもしかけて十分な話である。中国人には、話し合いなど通じない。彼らにとっては、「盗まれる方が悪い」のだ。そんな文化の違いで、日本人が「性善説」を「性悪説」に、「おひとよし」から「他人を疑う」姿勢に切り替えができない限り、移民、とりわけ、距離の近さから圧倒的に来日数が多い中韓からの移民を受け入れては、我が国が世界に誇る「治安」はあっという間に崩れ去る。しかし、そうなってからでは取り返しが付かないのである。
我が国が他国と国境を接していないことで生来抱えてしまっている致命的な欠陥のひとつは、外国との議論(喧嘩)の仕方を知らないことだ。「片手で握手しながらもう片手で殴る」くらいの態度で海外の政府要人に臨める政治家が日本には誰もいない。それどころか、何百人も連れて中国まで握手ツアーにいく幹事長もいる始末である。情けない。