民主党は、支持母体のひとつである「民団」からの突き上げで、外国人へ地方参政権を付与しようとやっきになっているようだが、これは憲法違反であり、何が何でも阻止しなければならない。参政権が欲しいなら、帰化すれば良いのだ。納税や、長期間の居住と、参政権を一緒くたにしてはならない。スイスでは、スイス国内に住む外国人から、「国防費の負担」として年間日本円にして50万円ほど徴収している、という。国籍の有無、とか、それほど厳しく峻別されてしかるべきものだ。第一、なまじ地方参政権など与えたら、次は「国政も」となるのはミエミエではないか。

最近気になっているのだが、あの千葉景子法務(無)大臣は、日本国籍付与の要件を、「血統主義」から「出生地主義」へ変えようとしていないだろうか。人口の減少を補う目的、および、「日本列島は日本人だけのものではない」などというノー天気なぽっぽ総理の「友愛」とかいう目的にもかなう。そうしたら、カロルデンのり子でも日本国籍になってしまうだけでなく、貧しい国、民度の低い国、犯罪率の高い国から大挙してわが日本に移民が押し寄せ、子どもをたくさん産み、果ては生活保護を申請し出すのが目に見えている。
私は今まで何度も書いてきたが、移民とは常に、「貧しい国から豊かな国」「民度の低い国から高い国」「治安の悪い国から安全な国」に起こるのだ。日本からわざわざソマリアとはアフガニスタンに移住したがる人は居ない。どんなに危険でも、命を冒してアメリカに流入してやまないヒスパニック移民を見るがいい。そして今では、スペイン語しか話さない「米国民」があふれかえり、往々にして貧困な彼らは、米国政府の頭痛の種の一つとなっている。

「アメリカ、カナダ、ニュージーランド、アルゼンチン、ブラジル、アイルランド」
これらは、出生地主義で国籍を与える主な国の例だ。

「イギリス、オーストラリア、オランダ、ドイツ、フランス、ロシア、ウクライナ」
も、条件つきで出生地主義を採用していると言う。例えば、オーストラリアでは、親が永住権を得ている外国人であれば、生まれた子にオーストラリア国籍を与えるようだ。

親の血筋を重んじるアジア諸国から考えると、出生地主義は、良く言えば寛容、悪く言えばいい加減な気がする。日本でも、芸能人がハワイやNYなどで出産し、「この子はアメリカ国籍も持っているの」なんて自慢げに話すヤカラもいる(こういうの、ちょっとキライ)。

私が以前、アメリカ人の夫に、アメリカが出生地主義を取る理由を聞いたら、
「アメリカはそれだけ国力を欲したから、人口も欲したんだ」
と説明した。
「でも、今はもう何億人にもなったんだから、出生地主義は止めたら?これ以上不法移民が来て子供を産んで大変でしょ?」
と言うと、
「そうなったら、合衆国憲法を修正しなければならない」
と言った。あ、それはほぼ不可能だな。
かくして、アメリカ合衆国は、永久に不法移民問題、人種間のあつれき、および、彼らの貧困の問題を解決できない運命にある。
夫は、日本に「韓国人○世」がいるのを聞いた時、仰天した。
「なんで日本で生まれ育ったのに日本国籍じゃないの?」
と。私が、
「日本では血統で国籍が決まるんだよ」
と言ったら、驚いていた。彼自身、おじいさんの代に移民してきた東欧系の子孫である。

いくら、日本で生まれ育っても、少なくとも一方の親が日本国籍でない限り、日本国籍を与えてはならない。千葉や鳩ぽっぽが、日本の国風に合わぬ余計な法改正をしないよう、切に望む。
(この話つづく)