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月曜早々、hecticで疲れた。帰りは思い切って贅沢して、東海道線のグリーン車を奮発してしまった。

さて、汚沢ネタで辟易しているので、話を変えようっと。
私にはゴルフにはほとんど興味は無いけれど、あのアメリカのスーパースター、タイガー・ウッズが、自らのホームページで、不貞関係を持ったことを事実上認め、無期限でツアー参戦を停止する、と発表したとのことだ。あの高潔なウッズもやっぱり一人の男だったのだな。
うちのアメリカ人の旦那は、
「あんなバカっぽい白人女と結婚したのがそもそも悪い」
などと言っている。
ウッズが誰とどうしようと、彼の家族以外に関係のないことだけど、私は、今回の一連の登場人物(女)を見ていて、黒人女性が一人もいないことに、タイガーの差別的な面を見た思いがする。
タイガーは、母親はタイ人だそうだし、白人の血も入っているけど、一般には黒人として通っている。昔、「ぼくの肌の色のせいで、プレイできないゴルフコースがいまだにある」といった発言をしたことがあったが、言うまでも無く、黒人としての抗議の発言である。
だから、自身で黒人を差別することは絶対にないはずだと思ったのだけど、妻だけでなく、次から次へと名乗り出る「愛人」もすべて白人ばっかりなのである。これで一人でも黒人女性かアジア系女性が入っていたら、少しは見直してやるところだったのだが、報道によれば、どれもこれも、ホステスとかウエイトレスとかポルノ女優とかの、アタマの弱そうな白人オネエチャンばっかりなのだ。これら全部と関係があったかどうかなんてどうでもいいことだけど、タイガーもある種「成り上がり」で、黒人より社会的地位の高い白人をものにすることで、黒人男の虚栄心を満たし、コンプレックスを解消していたと取られても仕方あるまい。もっとも、有名スポーツ選手で大金持ちとくれば、妻子がいようがいまいが寄ってくる女は数え切れないだろうけど、そこで問題を起こすかどうかは別問題だ。

昔々、夫から「トロフィー・ワイフ(trophy wife)」というidiomを教わったことがある。あれは、日米野球のため、当時、名をはせていたホームランバッターのサミー・ソーサ(写真)が来日したときのことだ。ソーサ自身は、ドミニカの貧しい家庭で育った苦労人で、皮膚の色はしっかり黒い。その彼が伴っていた女性が、白人ブロンドの典型的な「かわいこちゃん」タイプだったからである。夫によれば、それがソーサの妻だ、ということで、
「ああいうのを、trophy wifeっていうんだよ」
と教えてくれた。なるほどね、うまいこと言うな、と思った。