私は、実弾射撃が好きである。
「大好き」というほどではないのだが、「結構」好きだ。日本ではできないし、なにか「怖いもの見たさ」「やってはいけないものをする」的な気持ちで、アメリカに行くと、旦那にときどき連れて行ってもらう。
最初に、宣誓書類にサインを求められる。書いてある内容は、武器である銃を取り扱う上で、あらかじめ了解しておかねばならない必要事項で、たとえば
「銃口をのぞきこまないこと」
「他人に銃を渡すときは、必ず一度置いてから手放すこと」
「銃には、常に弾がこめられているという前提で取り扱うこと」
といった指示が、当然だけど全部英語で書かれており、それを読んで「了解しました」との署名をし、ID確認用にパスポートナンバーも書く。それをお店の人がチェックすると、希望のサイズの銃、耳あてを貸してくれ、銃弾と紙の標的を好きな数だけ買い、射撃場へ向かう。自分の銃声だけでなく、隣のレーンで打っている人のもかなり響くので、耳あては必須だ。
しかし、銃を撃つと、あんなに反動が来るとは思ってもいなかった。的の中心を狙って打ったつもりでも、体が反り返ってしまい、「あれ、弾はどこ?」と探してしまう。銃弾ははるかかなた、あさっての方角に飛んで行ってしまうのだ。なんとか紙の的にあたるまで(中心ではなくとも、ぐるぐるの輪の中)、かなりの経験を要した。一番小さい銃を使っているのに、それでも女性の身にはかなり至難な武器である。女性には、人を殺すのがそもそも向いていないのかもな。
だから、刑事ドラマを見ていて、片手だけで犯人にむかって「パン、パーン」と撃ち、それで犯人にあたるって筋が、どうもうさんくさい。プロの警官だって、撃つ時は、両手で拳銃を持ち、両足で地面をふんばらないか?
今回、韓国の射撃場で、日本人が7人も犠牲になった。報道によると、消防車も入り込めないような細い路地で経営していたらしい。射撃場には、つねに火薬の処理の問題もあるから、火災が起こりやすいことを今になって初めて悟り、ちょっとぞっとした次第。
「大好き」というほどではないのだが、「結構」好きだ。日本ではできないし、なにか「怖いもの見たさ」「やってはいけないものをする」的な気持ちで、アメリカに行くと、旦那にときどき連れて行ってもらう。
最初に、宣誓書類にサインを求められる。書いてある内容は、武器である銃を取り扱う上で、あらかじめ了解しておかねばならない必要事項で、たとえば
「銃口をのぞきこまないこと」
「他人に銃を渡すときは、必ず一度置いてから手放すこと」
「銃には、常に弾がこめられているという前提で取り扱うこと」
といった指示が、当然だけど全部英語で書かれており、それを読んで「了解しました」との署名をし、ID確認用にパスポートナンバーも書く。それをお店の人がチェックすると、希望のサイズの銃、耳あてを貸してくれ、銃弾と紙の標的を好きな数だけ買い、射撃場へ向かう。自分の銃声だけでなく、隣のレーンで打っている人のもかなり響くので、耳あては必須だ。
しかし、銃を撃つと、あんなに反動が来るとは思ってもいなかった。的の中心を狙って打ったつもりでも、体が反り返ってしまい、「あれ、弾はどこ?」と探してしまう。銃弾ははるかかなた、あさっての方角に飛んで行ってしまうのだ。なんとか紙の的にあたるまで(中心ではなくとも、ぐるぐるの輪の中)、かなりの経験を要した。一番小さい銃を使っているのに、それでも女性の身にはかなり至難な武器である。女性には、人を殺すのがそもそも向いていないのかもな。
だから、刑事ドラマを見ていて、片手だけで犯人にむかって「パン、パーン」と撃ち、それで犯人にあたるって筋が、どうもうさんくさい。プロの警官だって、撃つ時は、両手で拳銃を持ち、両足で地面をふんばらないか?
今回、韓国の射撃場で、日本人が7人も犠牲になった。報道によると、消防車も入り込めないような細い路地で経営していたらしい。射撃場には、つねに火薬の処理の問題もあるから、火災が起こりやすいことを今になって初めて悟り、ちょっとぞっとした次第。