今日、ランチタイムにネットをだらだら見ていたら、面白い投稿に出会った。
その投稿者は、38歳になるまで、ピスタチオを殻ごとガシガシかみくだいて食べており、会社の人に笑われて、初めてピスタチオは殻をむいて食べることを知った、とあった。
なんという強靭な歯の持ち主だろう。それに、殻ごと食べたらまずいだろうに、よく疑問を持たないで来たものだなあ、と笑ってしまった。

私も人のことは言えないのだが(理由は下に述べる)、人の思い込みって、聞いていてとっても滑稽である。
たとえば、キャッシュカードの暗証番号を、銀行ごとに違うものに設定しなければならないと思い込んでいたり、「個人タクシー」を、個人の客、つまり、客は一人しか乗れないタクシーだと思い込んでいたり、とか。沢庵が大根で作られていることや、枝豆は大豆なことを知らない、とか。

エレベーターで、▲と▼を逆に押す人もまれにいるようだ。
私が昔働いていた事務所のフロアは、とあるビルの5階で、その階まで、ある自営業者のおじさんが、届け物に来てくれたことがある。届け終わったので、そのおじさんをエレベーターの前まで見送りに行ったら、エレベーターは1階に停まっていた。そうしたら、そのおじさんは、▲ボタンを押したのである。私は思わず
「え?これから上の階に行くんですか?」
と聞いたら、その人はこともなげに
「(エレベーターが)下に停まっているから」
と答えた。そういう人は、エレベーターを、自分のいるほうに呼ぶのだと思っているのだなあ。

ところで、私もそのサイトを見ていて、一つ誤った思い込みを発見したのである。
私は、そのときまで、「三十路」を「30歳代(30~39歳)」だと思い込んでいた。
辞書をひくと、「三十路」は「30」ないし「30歳」であるという。ドッヒャ~!!
だったら、「路」なんて長そうなイメージをもたらす漢字を使わないでくれ~~!
この「路」は「はたち」の「ち」と同原、なんて説明されたって、信じられない!!

・・・人間、一生勉強だなあ。

今日は東京エリア、とーっても暖かかった。
こういうのを「小春日和」というそうだが、春の気候を指すと勘違いされていても、おかしくない熟語だ。