火災保険と地震保険。2つはセット(注:まれに地震保険単体で売られているのもある)。更新時期が来たから、ちょっとでも安くするため、一括で3年分支払ったけど、前回より価格が上がっていてギョッとした。
聞いたところ、どこでも火災(地震)保険価格は爆上がりしているらしい。日本は自然災害の多い国だから、仕方ないとは思うが。生命保険会社や損保会社は、都心の一等地にズドーンと高層ビルを建てているけど、できたらもっと質素なビルに入っていてくれないかなあ。ああいう豪華なビルを建てていると、「不幸を恐れる人の気持ちにつけこんで、たっぷり料金を取って金儲けているのかい」などと、ちょっとうらめしい。
今回損保ジャパンから来た見積り書に入っていた地震保険のパンフレット。現在の保険料は、2022年10月に定めたものなのね。
「イ構造」、つまりマンションの料率だけを見ていく。
2022年設定なので、石川県が、一番保険料の安いところに入っている。しかもそれら地震の少なそうな27道府県は、前回の保険料より引き下げられている。次回の改定時には、石川県がここから外れるだろうな。北海道や熊本がここに入っているのは意外。
元から高額なのは、千葉、東京、神奈川、そして静岡県。最初の3県は首都圏で人口や建物が密集しているからだろうけど、静岡県はずっと、「来る来る詐欺」の東海大地震説のせいだと思う(気の毒に)。
びっくりしたのが、3割も増額になっている4県。茨城、埼玉、徳島と高知。最後の2つはおそらく「南海トラフ説」の影響だろう。
愛知県や大阪府は、人口が多いにも関わらず保険料が低い。建物は多いけど、地震が少ないとみなされているのかな。
大分県がダントツに保険料を引き下げられている。マイナス38.1%だって。へえ~。
考えてみれば、大分県って、あまり自然災害の多いイメージがない。「大分大地震」なんて聞いたこともない。
行ったこともない県だけど、瀬戸内海に向いていて、台風も直撃しなそうだから、田舎移住を考えている人たちにはお勧めの場所なのかも。そういえば、岡山県も、日照時間が多く、自然災害が少ないので、移住者を呼び込むセールスポイントにしていると聞いた。大分と岡山。ふむ。