第11回 日本ナースセラピストの会を開催しました。
日本ナースセラピストの会は、日本ホリスティクケア研究所の医療アロマテラピーコースの受講生・卒業生や、看護師資格をお持ちの方を中心に医療アロマに関する学びの場、医療や介護現場で心をこめた優しさのあるアロマセラピーの普及を目指しています。
当日は、オンライン・オフラインで開催し、約20名が参加しました。
1部:更年期ケアとアロマセラピー
「更年期ケアとアロマセラピー」
高橋かおり(看護師・保健師・アロマセラピスト)
「更年期ケアとアロマセラピー」の発表では、女性の更年期の身体の変化を女性ホルモンの基礎知識からお話いただきました。
更年期症状は女性ホルモンの低下による症状、自律神経の乱れ等から200種類以上の症状があると言われています。
そのようななか、かかりつけの婦人科で血液検査等から自身の身体の現在地を知ることなどから、
更年期症状における事前知識をもっておくことことも大切なことであるとお話いただきました。
また、更年期における大事なマインドセットとして「不調は自分らしう生きるチャンス」であるととらえることの大事さについてお話いただきました。
その他にも、更年期のケアの一つとして、アロマトリートメントについてご自身の経験を交えてお話いただきました。
私のゆらぎ期の体験
「私の『ゆらぎ期』の体験」では、更年期に医療期間の受診したときの経験や、処方された漢方薬、また症状にあわせて婦人科でホルモン補充療法を行ったことなどを紹介しました。
2017年にホルモン補充療法ガイドラインが発行されており、女性更年期障害のチェック(簡略更年期指数)を見てセルフチェックをすることができます。
これらを活用して、自身の症状を医師に伝えることができることなどをお話いただきました。
生活や環境を整えて、信頼できる医師との出会いなど実践して良かったこと。スクールに通うなかで、自分に合う精油を見つけたことやアロマトリートメントによる変化など紹介いただきました。
更年期障害の症状についての体験談
田代直子:日本ホリスティックケア研究所講師・個人サロン
ご自身の経験から指の関節の痛みや、手の灼熱感などの症状があったことをお話いただきました。
数年続く症状もあり、漢方薬や鍼治療など症状の緩和に向けて取り組んだことなどをお話いただきました。
2部:更年期に対するアロマトリートメント(頸肩腕症候など)
第二部では、更年期に対するアロマトリートメントとして、頸肩腕症候などを想定した実技を行いました。
冒頭では筋肉の説明を受けた後、参加者でペアになり、お互いに触れ合いながらトリートメントを行いました。
これからも日本ナースセラピストの会では、皆さんと学ぶことで
それぞれの活動と、優しさのあるアロマセラピーをご支援していきたいと思います。