第4回 ナースセラピストの会
「ナースセラピストの会」は、
http://www.aromapot.co.jp/nurse_therapist-2/
日本ホリスティックケア研究所の
医療アロマテラピーコース卒業生と受講生の看護師を中心とした
医療従事者を対象にした会(会長 所澤いづみ)です。
活動目的は、
卒業後の職場へのアロマの導入方法、
仲間同士の関りを深め、
心をこめた優しさのあるアロマセラピーを広めていくこと。
第1回ナースセラピストの会を2016年12月に開催し、
その後、年2回定期的に開催しています。
第4回は、2018年7月14日(土)に開催、23名の卒業生と受講生が参加
第1部:勉強会(卒業生担当)
第2部:側臥位による下肢の施術方法の実技(所澤いづみ担当)
を行いました。
第1部 勉強会
①「術後患者さんへ、“アロマdeハンドケア”の実践」
乳がん術後患者さんを中心に、アロマによるハンドケアを行いました。
患者さんから好評で
「優しさに触れて嬉しかった」
「これからも治療をがんばります」と言った声が
アンケートに書かれていました。
そして、患者さんだけでなく、看護スタッフからも
「部屋に漂う香りに癒された」などの嬉しい波及効果もありました。
②「アロマセラピストとしての存在と役割
~これまでの職場での取り組みと訪問看護導入例~」
山下ゆり (写真2)
アロマセラピーを安全に臨床や訪問看護で行うためには、
精油の知識や症状にあわせた手技が求められ、
正しい知識とトレーニングを受けた人が、
職場の仲間に共有していく事が大切です。
さらに、訪問看護でアロマトリートメントを行い、
ストレスが緩和し生活が改善した事例を紹介しました。
参加者は、アロマを用いて患者さんと寄り添った話を真剣に耳を傾けていました。
写真2:山下ゆりさんの講演
講演を聞いた訪問看護をしている卒業生から、
「訪問看護の現場はますます忙しくなり、
アロマを継続していくのは大変になると思います。
でも、所澤先生もおっしゃっていたように、
3分でもいいから触れていく、
アロマの力を借りて患者さんと寄り添っていく、
ということを大切にしていきたいと思います。」
との言葉がありました。
第2部 実技
〜側臥位での下肢の施術方法について〜 (写真3)
所澤先生から、
側臥位しかできない患者さんの下肢の施術をする場合の独自の施術方法を学びました。
写真3:側臥位による下肢の施術方法を指導
実技を実践してみせながら、
「足の裏から、その人の体全体のことを感じとることができます。
その人の足の状態をよく観察しながら触れていくようにしてください」
と話していらっしゃいました。
所澤先生の経験から得られた知識を通じて、
優しさをもった手技を学びました。
★第5回「ナースセラピストの会」の開催日は、
2019年1月6日㈰を予定しています。
皆さまのご参加をお待ちしています。