今回は漫画家の水島新司先生に
賞状を贈らせて頂きました


『男どアホウ甲子園』
『ドカベン』
『野球狂の詩』
『あぶさん』
『大甲子園』
『ストッパー』
『一球さん』
『光の小次郎』 and more…

50年以上の漫画家のキャリアの中で
数多くの伝説的人気野球漫画を生み出してきた
野球漫画界の生ける伝説・水島新司先生!
僕が初めて水島先生の漫画に触れたのは
小学校の低学年の頃にさかのぼります
自分一人で床屋さんに行くようになった
少年時代の僕は散髪の順番を待つ間
床屋さんの棚に並んだ漫画の中から
なにげなく『ドカベン』を手に取ると
その迫力あふれる画風と個性あふれる
キャラクターの数々に一瞬にして魅了され、
そこからは貪るように読み続けました!
髪を切りに行くというよりも
『ドカベン』を読みに行くという気持ちで
月に1回、ワクワクしながら
床屋さんに通ったのを今も覚えています
そんな個人的なノスタルジーはさておき
水島先生の話に戻りましょう
芸人の伊集院光さんの著書『球漫』では
水島先生との対談企画が行なわれているのですが
そこには驚くべき発言が載っています!
(※『球漫』は野球漫画ファン必読の名著!)

※以下引用
水島―でもある時、本当に良い画が描ける時があるんです、打った瞬間とかのね。で考える、「これは外野フライじゃないな!」
(一同爆笑)
水島―それでね、打球をスタンドに入れるわけ。そうすると同点になっちゃう。
伊集院―「入ったぁ!」って?自分が描いてるのに?その世界では水島さんが神様なのに(笑)。
水島―それからまた試合展開を考え直すわけですよ。ほんとにそういう画が、描ける時があるんですよ。(スウィングの手振り付きで)腰が入ってねぇ、こう。
※引用終わり
なんということでしょう~!
おおまかな展開は考えていても
描けた画の出来によって試合の展開を
変えてしまうという衝撃の事実!
水島先生本人ですら試合の結果が
わからないんだから読者がわかるはずない!
そりゃあ面白いわけです!
当然のことながら、
こんな常識はずれの漫画づくりは
並大抵のパワーで務まるものではありません
しかも、それを数十年に渡って
ずっと行ない続けてきたというのは
まさに伝説的偉業といえるのではないでしょうか!
そんな偉業を生んだパワーの源となっているのは
ズバリ水島先生の野球への愛情!
深いにもほどがあるその野球愛を
常に心に燃やし続けてきたからこそ
男・水島新司は今もなお
野球漫画界の神として君臨し続けるのです!
そこで、今回はそんな水島先生の
偏執的ともいえるほどの深い野球愛と
これまでに生み出してきた数々の作品への
敬愛とリスペクトの気持ちを込めて
「球漫バカ一代賞」を
贈らせていただいた次第です
水島先生!
これからも野球愛がビンビン溢れる球漫で
我々野球ファンをワクワクさせ続けてください!