● 「陰遁入り」がイベント化している
大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。
少し前から、今日(R8.6.19)から九星の陰遁期に入るということで、SNSなどで色んな意見が書かれているのを見ました。
例えば、
・前半戦の成果を見直しましょう
・下半期の土台作りをしましょう
・人間関係を整理しましょう
といったものです。
陰遁と陽遁の説明を少ししてみます。
①陰陽の面から
・陰遁期:(だいたい)夏至から冬至の陽が減って陰が増える期間
・陽遁期:(だいたい)冬至から夏至の陽が増えて陰が減る時期
②日の九星の巡り方
・陽遁期:一白 → 二黒 → 三碧 → 四緑 → 五黄 → 六白 → 七赤 → 八白 → 九紫 → 一白 → …と巡る
・陰遁期:九紫 → 八白 → 七赤 → 六白 → 五黄 → 四緑 → 三碧 → 二黒 → 一白 → 九紫 → …と巡る
他にも、私がやっている九星術では、九星の盤面を作るときに干支の配置を変えるというものもあります(あまり一般的ではないですが)。
以上のように、陰遁・陽遁というのは、あくまでも排盤(盤面を作ること)などの占術上の法則・ルールが変わるだけのことであり、実際に生きる上で何か変化があるわけではありません。
古い日本の九星の本でも、陰遁・陽遁について、特別生き方が変わるようなことは書かれていません。
書かれているのは、やはり占術上の法則が変わるというだけです。
さて、こうした陰遁入りや陽遁入りについて、いつからイベント化したのだろう?と不思議なのですが、現在のこのSNSと相性が良かったから書いてる人が増えたんだろうなと思います。
ただ、その内容が占術理解としては幼稚で浅ましく、スピリチュアルに振れ過ぎていることは、私は問題であると思います。
「そんなの、好きにすれば良いじゃないか。気難しい人だな」と思われるかもしれませんが。
ただね、先人が必死に研究研鑽されたものに、そのようなイロモノ要素を加えることは、好ましい態度であるとは全く感じられません。
SNSの嫌なところですね。
私は占術にきちんと向き合いたい。
ちなみに、今日は旧暦の五月五日、旧端午です。
運命学実践家・易者 武部泰莞
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