三脈の法 | 運命学の研究

運命学の研究

大阪(新大阪、心斎橋、石切)でプロの易者として活動している武部泰莞のブログです。
運命学について書いています。

● 三脈の法


大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。

 

 

危機察知に用いる術で、三脈の法というのがあります。



仁田丸久氏の本で知ったものですが、元の本も紹介されていたので、探しました。



その元の本は守田宝丹『身体保全法』というもので、やり方として以下のように書かれています。



身体保全法は 敢て別段に器械を用ふるにもあらず 又服薬するにもあらず 自身の手を以て自身の脈度を測り 其平均を得るときは無難と知るべく 其常度を失ふときは一昼夜間内に変死の兆ありと知るべし 其方法は先づ第一図の如く左の手を以て左右の奥歯の下にある(十四経に曰ふ大迎の所か)動脈を診するに 其脈は指先に感じて波動を覚ゆべし 而して第二図の如く右の手を以て 左の手の脈を診し 心静に試むるに 左右奥歯の下なる脈と 左の手なる脈と三所其波動平均を得るこれを三脈の大事と称す 是れ無事安穏の兆を顕はすものと知るべし 凡そ人の全身の脈は血液の運行に随ひ動くものにて 頂きより踵に至るまで緩急あることなし 故に身体に障りなきときは 脈は何れも同じ度数の波動をなして 彼に強く 此に弱きの異状を来さざるものなり 若し横死等の変あらんには 第一に脈度に変兆を呈し 脈は自ら乱動して 手は手 足は足と 殊別の鼓動を起こすが故に 第二図の如く 両手を以て試みるときは 奥歯の下と左の手の脈とは 常度を違ひ 彼れ是れ別々の動きを為すなり 是れ身命を失ふべき大難の前兆たるを知るべし 此兆候は凡そ一昼夜前に顕はるるものなれば 既に此前兆を知るに於ては 速かに避難の方法を挙行すべきなり



図は省略しますが、簡単な方法ですから分かるでしょう。



この後の部分に、地震の被害を免れた、というような話が書かれています。



昨日の台湾の地震で、ふと思い出したので。




実際に、これで危機察知が出来るのかは、私も経験がありませんから分かりません。



ですが、占い師なんて仕事をしていると、科学的でなくとも、何か人間には未知の能力というものがあるのではないかと感じてしまいます。



人間以外の動物で危機察知をしているような行動が見られるという話も聞きますし。



もしかしたら人間も、もっと身体感覚に注意すれば分かるのかもしれないな、と、勝手に考えています。




ただし、人間が他の動物と一線を画すところは思考を深めることが出来る点ですから、感覚的なものはもう一度思考して行動を決める必要はあります。



感覚的に得たものをどう生かすのか、とでも言い換えたら良いのでしょうか……これは思考を感覚の上に置くという意味ではありません。



頭でっかちになると、感覚的なことを切り捨てるだけになるかもしれませんから。



それは、持っている能力(感覚と思考)を上手く使えていないことになりますから。

 

 

 

運命学実践家・易者 武部泰莞

 


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