● 周易に向く人と、断易(五行易)に向く人は、それぞれこんな人
大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。
最近よく、「断易を教えて欲しい」という声がかかってくるようになりました。
断易の本が一般書店でも販売されるようになったからかなぁと思います。
私自身も断易の本は何冊か集めましたが、最終的には金澤流の秘伝書が手に入ったので、それを丸暗記出来るぐらいにならないとなぁと思い、最近のものには手を出していません。
(金澤流というのはあまり有名ではないのかな?)
さて、「じゃあ、〈断易〉って何なのよ?」という疑問が出てくるかもしれません。
私がこのブログでよく実践例として出している易は、〈周易〉というものです。
これは陰と陽を根本にして見ていく占いです。
『易経』という書物を占いのテキストとして捉え、『易経』に書かれている言葉そのものから判断したり、八卦や六十四卦というものを活用しながら占います。
場合によっては、陰陽の動きそのものに注目して、未来を予測したりします。
占い方自体は単純な占いなのですが、そこで得られたもの(卦)をどう解釈していくかというのは、正直かなり骨が折れます。
ただ、占いの実践と学問的な研究を続けていくと、段々と得た卦から読めることが増えてきて、非常に具体的なことまで分かるようになります。
一方の〈断易(五行易)〉はと言うと、これは周易の六十四卦の形を借りてはいますが、干支暦も用いますから、周易とは全く別の占いと言えます。
(「易断」という言葉があるため、誤解されてる方もいました)
六画で表される六十四卦の横に十二支を置き、その十二支を使って、占うテーマに合った用神というものを決め、暦を使ってその用神が強いかどうかを見て判断する……簡単に書こうと思いましたが、どうやら無理です 苦笑
(他にも、六獣や神殺等も判断の材料にするのですが、この文章の中に折り込めませんでした 苦笑)
上記のように、この断易、占いの仕組みを覚えるのがまず大変です。
周易が初学者でもある程度的確な答えを得られるのに対し、断易は初学者は卦を読み間違えることが多いと言えます。
ただ、一度覚えてしまえば吉凶成敗がはっきりとしている占いですから、周易よりも判断はしやすいと言えます。
吉凶成敗だけでなく、答えにオマケが付いてくることもあります。
(言い換えると、占った際に吉凶成敗だけでなく、非常に鋭い事実を告げることがあるということです)
両方やってみて、それぞれの味があって面白いと思いますが、向いてる人というのがあるなと思います。
まず、よく言われることですが、
〈周易〉は〈九星〉と相性が良い
〈断易〉は〈四柱推命〉と相性が良い
というのがあります。
周易で用いられる八卦は、五黄土星を抜いた九星と対応しますし、中宮を抜いた八宮とも対応します。
なので、共通した考えに基づいているので、九星をやっている人には比較的やりやすいわけです。
断易の方は、四柱推命と同じく十二支の関係(冲は三合等)を用いるので、やはり四柱推命をやっていると入りやすいというのがあります。
ただ、個人的にはこんなしょーもないこと、どうでも良いと思います。
結局、入り口のアドバンテージなんて、学習を進めていけば微々たるものなので。
それよりも、自分の思考形式とどちらが合うかの方が大事です。
○ 象徴(卦)を状況を読む手がかりとして、そこから事態の推移の吉凶成敗を判断するのが得意な人 → 周易向き
○ 吉凶成敗の判断を先に得てから、事態の推移の構想を立てるのが得意な人 → 断易向き
これもちょっと極端な書き方かもしれませんが、私が占ってきた経験で感じるのは、この違いです。
さてさて、最後に。
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特に周易は陰陽の視点が出来るので、占いの鑑定にも実生活にも、新しい考え方を身に付けることが出来ると思います。
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