長時間眠れず疲れがとれないのは体質や年齢のせいではありません。長時間眠れないという方は分類できます。

 

寒くて起きてしまう

  • 起きているときにちょうど良い室温でも眠るにはエアコンの設定温度が低いと思われます。毎日1℃ずつ上げて検証してみましょう。
  • 何か1枚かけて寝ましょう。
  • 冷え性はKYT整体で改善することがあります。
暑くて起きてしまう
  • エアコンをつけっぱなしで寝ましょう。
騒音で起きてしまう
  • 耳栓をしましょう。
  • 音楽を聴きながら寝たい方は数曲でフェードアウトするように設定しましょう。
部屋が明るくて起きてしまう
  • アイマスクをしましょう。
寝返りをうつときに起きてしまう、または体が痛くて眠れない姿勢がある
  • KYT整体で痛みをとったり体の柔軟性を取り戻しましょう。
夜中にトイレに起きてしまう
  • 反り腰の方は、KYT整体で頻尿が改善することがあります。
  • コーヒーやお茶など利尿作用があるものを水に変えてみましょう。
無呼吸症候群が原因で目が覚める
  • 頭が前に出る姿勢の方はKYT整体で改善するかもしれません。
原因がわからない
  • 夜遅く帰ってきて、晩御飯を食べないまま寝ると夜間低血糖になり、睡眠の妨げになっているかもしれません。白米を含む晩御飯を食べてから寝ましょう。
  • 軽い脱水症状かもしれません、日中に水分をこまめにとりましょう。
  • 鉄分不足で軽い酸欠かもしれません、ミロを飲みましょう。
  • エナジードリンク・コーヒー・お茶などのカフェインが含まれた飲み物は覚醒作用があるので、日常的に飲むものを水に変えてみましょう。
  • 帰宅時の電車で仮眠をとるのはやめましょう。
  • お酒を飲むと睡眠が浅くなります。
  • 眠くなってからベッドに行きましょう。
  • 寝る前にスマホを使わないようにしましょう。
  • 寝落ちは睡眠の質が下がるので、きちんと寝ましょう。
  • 早めに目が覚めてまだ少し眠いときは目をつぶって動かない状態のまま、起きなければならない時間までじっとしてどうなるか試してみましょう。
  • KYT整体でなんらかの良い効果が望めるかもしれません。
 
寝つきが良くない場合
  • 直射日光を数分間浴びましょう。(日焼け止めを塗っていると効果がでないかもしれません)
  • 筋トレや全身運動をしましょう。(寝る直前の負荷の高い筋トレは逆効果です)
  • つまらない映画をみたり趣味に合わないゆったりした音楽を聴くと眠くなります。
日中眠くなる場合
  • 昼食後に猛烈な眠気に襲われる場合は、血糖値スパイクという現象が起きているかもしれません。朝食と昼食に白米を150gずつ食べることで、我慢できる程度の眠気に抑えることができます。 
  • 血行が悪かったり心肺機能が衰えている可能性もあります。上り坂を歩くと良いでしょう。
  • 昼寝を20分程度すると良いでしょう。
  • 日中眠くなり毎日3~4時間しか寝ていなくても、睡眠不足だと自覚できない人がいます。7~8時間寝ましょう。
 
睡眠について
 睡眠研究の第一人者である柳沢正史博士によれば、現在でも睡眠について完全に解明されていないそうです。睡眠と言うと脳を休ませることが目的の行為だと思われがちですが、脳がないクラゲなどの生物も眠るそうです。そのことから睡眠が脳を休ませる以外の目的で発生した行為と考えられますが、それ以上のことはわかりません。
 
不眠症の改善
 ベルソムラやデエビゴというオレキシン受容体拮抗薬があります。これは医師から処方されないと入手できない薬です。柳沢博士が睡眠とオレキシンの関係を発見し、その働きを利用した薬だそうです。
 
補足説明
  • 徹夜明けのパフォーマンスは酩酊状態と同程度まで低下します。
  • 1時間分の睡眠不足の解消に4日かかります。
  • 寝だめはできません。(寝だめをできると感じている方は、常に寝不足で、 睡眠不足を解消している状態です)
  • 遺伝的なショートスリーパーは1000人に1人くらいで、大多数の方は睡眠が足りていません。
  • 睡眠不足のリスクに、メンタル低下、メタボ、認知症になる確率が4倍に上がるなどがあります。
  • 寝始めの3時間(ゴールデンタイム)だけ重要と言うことはありません。ノンレム睡眠もレム睡眠も大事です。7~8時間寝ましょう。