日本の演歌を愛してやまない中国の学生、島倉千代子とはびっくり! | 椰子の風に吹かれて  

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中国海南島 海南師範大学日本語教師 海口市での独り暮らしの生活を終えて日本に帰国、無職になって悠々自適?な暮らしをお伝えします。

 中国で教えていた一人の男子学生から、たまに質問がくる。彼は、今時の子で、趣味は着ぐるみの写真撮影だという。何度説明されても、よく分からなかった。着ぐるみというのが、架空の動物の物で、彼は着たいのではなくその写真を撮影するのが楽しいのだそうだ。

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 その彼が、最近は日本の演歌にはまっているというのだ。ちょっと前は「石川さゆり」の「カモメという名の酒場」の歌詞の意味を教えてほしいということだった。そして、今日は「島倉千代子」の「りんどう峠」の歌詞の中の「馬こ」と「はいのはーいのはい」の意味を教えてほしいという。

 しかし、なぜ今時の中国の若者が、島倉千代子なのか?理由を聞いてみると、

 「自分しか楽しんでいない喜びに駆られるかもしれませんが、ひとりで味わう曲があって、混濁の世から簡単に「自分なりの世界」を作られるっていう感じですかもしれません..」これが彼の回答、ちょっとわかりにくい表現かもしれないが、「言いたいことはわかる」そして、「最近、その汲めども尽きぬあじわいから抜け出せなかった気がします..」と付け加えて来た。島倉千代子の歌を汲めども尽きぬ味わい」を感じてくれるとは、なんと素敵な感性なのだろう。

 早速、YouTubeで「島倉千代子」を検索し、「りんどう峠」を聴いてみた。子供の頃聴いたことがあるような気がするが、改めて聴いて見ると、確かにいい声、いい歌だと思う。中国の20代の青年が、この曲に惹かれ何度も聞いているという事実に驚くとともに、この事実を誰かと共有したいと思い、綴ってみた。