神州半島 | 椰子の風に吹かれて  

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中国海南島 海南師範大学日本語教師 海口市での独り暮らしの生活を終えて日本に帰国、無職になって悠々自適?な暮らしをお伝えします。

  



友人が神州半島というところでリゾートマンションを借りて、夏休みを楽しんでいると聞き、遊びに来た。

  



神州半島は海口から新幹線で1時間15分のところにあるリゾート地だ。1年振りの新幹線、ひとりなのでちょっとドキドキ、入り口のエックス線検査の荷物検査で手の消毒用スプレーを没収される。アルコールはいけないのだそうだ。

  



新幹線に乗り込むと、ガラガラに空いている。よかったと思ったのも束の間、次の空港駅で、どーっと乗ってきて、ほぼ満席になった。コロナのこともあるので、大陸からやって来たと思われる彼らと一緒になるのは歓迎出来ない。ちょっと嫌だなあ~と自分勝手なことを思いつつ、窮屈な気持ちで1時間を過ごす。

  



神州駅で待っていてくれた友人の車で、彼女のマンションへ、入り口で保安に止められ、四の五の言われ、結局派出所に届け出をしないと中に入れないといわれ、派出所へ行く。半島を出た田舎道の端にあった。派出所へ着くと、昼休み、そこにいたおじさんに、ここに来た理由を説明すると、「今昼休みだから手続き出来ないけど、俺がいいって言ってたとマンションの人には言って、また後で来ればいい。俺の名前は孫だ。孫って言えばわかるから」「えー!そんなバカな~」と、信じられなかった。昼ごはんを食べてまた来ようと言うことにして、ご飯の食べられる所を探す。

  



半島には戻らず、田舎のハンバーガー屋さんでランチ、ハンバーガーとポテト、コーラのセットで22元、安いし、結構美味しかったのにはビックリした。しかし、店内は散らかり、昼寝してる人はいるし、うーんやっぱり海南島らしい風景だった。

ランチを終え、 派出所に戻り、手続きをする。もちろん孫さんはいなかった。5日間の滞在なのだが、ここに住みますという登録なので、海口に戻った時に、派出所に行って、戻りましたという手続きをしないといけないらしい。なんということ、ちょっと驚き。12時過ぎに駅に着いたのに、マンションに入れたのは、4時頃だった。



  友達のマンションには海の見える25階、この景色に惚れ込んで1ヶ月の滞在を決めたというが、確かにこんな所で夏休みが過ごせたら最高だろう!と思った。

  しかし、この日三亜でコロナ患者が確認されあちこちに広がって、海口市でもひとり確認されたというニュースが入って来た。さてさて、私は無事に海口に帰れるのだろうか?