もう皆さんお馴染み、トーマン(Thomann)の S-75mk2 です。

5月に購入してから時間が経つのでバージョンアップがあったかどうか

確認の意味も込めて3台取り寄せしてみました。その記録です。

 

まず、価格は100ユーロ。※日本円で約12,400円

https://www.thomann.de/intl/jp/tamp_s75.htm

これに送料がかかります。

1台だけ買うのが一番割に合わないですので複数台買うのがよいでしょう。

以下は送料の試算です。※日本円換算

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数量 送料  差額
-----------------
x1  7,930 (+7930)
x2 11,400 (+3570)
x3 12,000 (+ 600)
x4 13,700 (+1700)
x5 15,600 (+1900)
x6 17,500 (+1900)
x7 19,300 (+1800)
x8 Unknown
=================

2台も3台もほとんど送料変わりません。

4代目以降は1台あたり約1,800円アップです。

 

今週 9/28(月)の15時半くらいに注文しましたら

10/1(木)の15時くらいに到着しました。

空輸で且つ関税?なんせ輸入の手続きが早いので驚きます。

中国からだと検査の為かなぜか時間がかかるのですが・・・。

配送業者はUPSなので詳細な荷物トラッキングが可能です。

日本のお宅までの最後の配送だけ、

クロネコヤマトが請け負う例も見られましたがクロネコヤマトのサービスは一切受けられません。

ドライバーに電話してもう1回来てもらうとか無理。

不在だと容赦なく倉庫に持ち帰られて後日配達。自由な日および時間指定はできません。

3回受け取らないとサヨウナラです。けっこう厳しい。

 

--------------------トラッキング情報----------------------

2020/09/29 15:26 処理完了:UPSに引き渡し

※このとき携帯電話に海外から連絡のショートメールが入るのでビックリします

 

2020/09/29 15:15 

Burgebrach,DE 荷物はUPS施設へ輸送中

 

2020/09/29 19:35

Nurnberg,DE  在庫スキャン

 

2020/09/29 19:35

Nurnberg,DE  発地国センタースキャン

 

2020/09/29 19:41

Nurnberg,DE  UPS施設を出発

 

2020/09/30 0:06

koeln,DE    施設に到着

 

2020/09/30 0:29

koeln,DE    空港スキャン(輸出)

 

2020/09/30 6:02

koeln,DE    施設を出発

 

2020/09/30 23:24

Shenzhen,CN  施設に到着

 

2020/10/1 3:00

Shenzhen,CN  施設に出発

 

2020/10/1 8:09

Narita,JP     施設に到着

 

2020/10/1 9:05

Narita,JP     施設を出発

 

2020/10/1 10:17

Osaka,JP     施設に到着

 

2020/10/1 11:15

Osaka,JP     空港スキャン(輸入)

 

2020/10/1 12:50

Osaka,JP     施設を出発

 

2020/10/1 13:45

Osaka,JP     施設に到着

 

2020/10/1 13:48

Osaka,JP     配達を手配

 

2020/10/1 14:56

Osaka,JP     荷受人は配達時に不在でした。

         翌営業日に2回目の配達が行われます。

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今回は荷物受け取り時に C.O.D(貨物代金引換)で消費税2,100円徴収されました。

ちなみに4台取り寄せしたときは2,500円徴収されました。

早速内部をみてみると、順当に番号が進んでいて新しい事がわかります。

今回のは「2026」でした。

図:5月頃の第4世代Rev.Bは「1947」でした

今回届いた個体「2026」の中身を見てみましたが・・・いまのところ大きく変わった事はありません。

第4世代Rev.Bから変わっていない様子。(まだ箱も開けてないのがあるので分かりませんが)

https://ameblo.jp/nightwish-daisuki/entry-12592251300.html

 

ところでこういった海外直送だと

自分でチェックする必要があることがあります。それはネジの締め忘れ。

増し締めする必要は全くありませんが、

手で回せるくらいユルユルの事がありますので注意して下さい。

品質管理は値段なりです。

 

あと、梱包が・・・・こちらも厳重どころか ユルユルなので。

(写真正面の段ボールの壁が、アンプのフロントパネルと向き合う面です)

パネルの耳(ラックマウント用の金具部)は 曲がる 

ボリュームのツマミは段ボールにめり込みます(笑)

これくらいは気にしていはいけません。プロ用ですから!!

うっかり手を滑らせてアンプを落としたり、突然雨が降ってきても

ハンマーとブルーシートで乗り切る気合いが必要です。

という訳で、この程度の事では目くじら立てないようにお願いします。

ウルサイ事を言うと、日本に売ってくれなくなりそうです。

実際に?私のお気に入りのUSAはParasound社(安くて音が良い)は

中国とか韓国、タイ、マレーシアなどには正規ディーラーがあるのに、日本にはありません。

日本では買えないし、第3国から持ち込んでも保障無いです。

完全な日本外し。(ユーザーにリーズナブルな価格で提供したいという代表者の理念と、日本の代理店の上乗せ・広告費用等との折り合いが付かないからかも?ですが。日本だと中身の割に高価になる。)

これは日本のミドルクラスのオーディオファイルにとって損失です。

少なくとも私にとっては・・・。

 

アンプは届きましたが一つ、配線で問題があります。

これ、バランス入力しかありません。バランスというのはピンが3本あるこんな↓の。

図: https://www.toa-products.com/download/download/manual/p-60d_mt1j.pdf より(TOAのアンプの背面)

 

本機にはラインケーブルが付属しません。

電源ケーブルだけ附属しますが日本のコンセントに合わないので実質無いものとおなじ。ラインケーブルと電源ケーブルは別途用意が必要です。

底面の電源電圧切替SWを230Vから115Vの位置に変更し、背面のERPをOFFにするのも忘れずに。

 

アンバランスなRCAケーブル?を仕立てるにはちょっとした加工というか工作が必要です。

安心してください。Thomannの付属マニュアルにちゃんと説明の絵があります。

バランスのXLR端子側は、1番ピンと3番ピンをショートさせます。

RCA側は2番(HOT)と1番(GND)を接続すればよいわけです。

 

こういう出来合いのケーブルもあったのですが・・・経年劣化により拙宅にあった製品は全部廃棄処分。

(古いケーブルをお使いの人はご注意を。確実に音質はよくないです。

 歪みっぽかったりギラギラする傾向ではなく霧の中に居るような何かを失った音がします。)

図:廃棄を待つケーブルたち(酸化しちゃってます)

↓これがその動画

 

仕方がないので、ちょこっと工作しました。

XLR--RCA変換器ケーブルの、ケーブル部のリケーブル。平たく言えばXLR--RCA変換器ケーブルの自作です。

廃棄予定のケーブルのコネクタまで棄てるのは勿体ないのでケーブルだけ

mogami に変更します。

 

廃棄予定だったケーブルを分解してみました。

1番と3番のショートは白い被覆ので実現しています。案外・・・素人みたいな仕事ですね。

まぁショートすればよいのですからこれでOK。

いきなり完成です!!

図:ちょっとお洒落な mogami NEGLEX 2534

少し気を付ける点があるとすればこういうケーブルは4本の信号線とシールドがありますが、

欲張って並列使用しないことです。GNDはまだしも信号線を2本の線並列で使うと

なんだか音がハッキリしなくなります。

私は内部の青い被覆の信号線を「1本だけ」信号用に使っています。

※使用しない線が出て勿体ない気がしますけど、絶対に並列はやめた方がいい。

 

さて、これでやっと音が出せるように・・・・。いいえ、何か信号入力が必要。

まどろっこしいのはアレなのでいきなり完成形。USB-DACです。

ハハハ。冒頭の方でも紹介しましたがアンプの右側のラックマウント取り付け用の耳が曲がってますねぇ。キニシナイキニシナイ。(曲がって届いたのは今回が初めて)

 

アンプの上に乗っているtopping製のDAC、

同じのが2台あるように見えますが上段のは新製品 D10sです。

↓こちらは seas-lyd様 による比較紹介動画です

小さなsが付いて、中身はDACのICから基盤から別物に変化しています。

良い事ばかり書いてますが、そうも言っていられません。

その音は・・・・まったく D10(オペアンプ変更済)に及ばないからです。

※あくまで Panasonic LetsNote(Win10)→D10s→Thomann S-75mk2接続時。

音を出していてあまりに面白くないのですぐに取り外してしまいました。

 

------------D10sの感想------------

音に芯がない。

栄養失調?元気がない。

仕方なく鳴ってる感じ。

これじゃない感。

聴いていて楽しくない。

絵のデッサン力が不足している

再生を停止したい

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D10に戻してみると・・・・

木管のふくよかさが感じられる気がする。

低音弦らがちゃんと鳴っているというか迫る感じが気持ちいい。

なんだかリアル。

ぜんぜん D10s とは違った活き活きとした闊達な表情を見せます。

D10sにとって、あんまり良くない情報なのでD10sは記事にはしないと思います。

そのうち使いこなし?の情報が出てきて改善できるかもしれないので

D10sはしばらく眠らせておきます。

 

いま、

Thomann S-75mk2&D10で音出ししていますが改めて双方のコスパの高さに驚きます。

Thomann-S-75mk2は抵抗器を2個交換するだけで実使用時の

「歪み率が1/3以下に減少」してスウィートで甘美な音も出せるようになりますし・・・

こういうコスパの良い製品があると気分もアガります。

https://ameblo.jp/nightwish-daisuki/entry-12592420084.html

といっても、そんなことせずとも一応自分の許容レベルを満たす音は出してくています。

無理に改造する必要もないかなと思います。

あ、改造じゃないですが今回初めて使った mogami NEGLEX 2534 良いケーブルです!!

錆びたケーブルとは天と地の差でした。

長くなったのでこれまで。

 

 

おまけ

図:埃が付いて汚いですが 現在活躍中 D10 の搭載オペアンプは LT社の「LT1364CN8」

  Amazonのレビューが決め手でした。