昨夜、
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のバイオハザードが放送されていた。
(メガネ2号はこのシリーズが大好きで、
好きな映画のジャンルを尋ねられた際、
「女の子がブーツはいて飛び蹴りするような映画」
と答えている。。。)
劇中、
人間にいろんな奴がいるようにゾンビにもいろんな奴がいるらしく、
主人公達が根城にしている施設の地下を掘り進み、
侵入するという根性を見せた奴がいた。
メガネは正直ひいた。
そりゃあバイオハザードに出て来るゾンビのような人々は、
ある会社が開発したTウィルスというものの感染者であって、
厳密にはヴードゥの呪術などによる正統なゾンビではない。
でもまああんなんなったらもう死んだようなもんじゃん。
折角頑張って生きなくても良くなったのに、
あんなに必死に土を掘らなくてもいいじゃないか。
しかもこのシリーズのゾンビ、
皆が皆非常にアクティブで目的意識を持って行動をしているのだ。
ある意味非常に生き生きした死体なのである。
更に前述のような向上心まで持ち合わせている始末だ。
おいおい全く、
空気読んでくれよ。
ゾンビに敏捷性とかやる気とか向上心なんて与えて一体それ誰得なんだ!?
そもそも何であんなに活発なんだよ!?
いや、
そうだった。
バイオハザードに出て来るアレは、
正確にはゾンビじゃないって自分でも言ってたんだった。。。
そもそもゾンビはいつから走り始めたのだろう?
メガネの記憶している限りでは、
2002年製作のイギリス映画「28日後…」だった様に思う。
これもまたウィルス感染によるものだったが、
「人間」としての魂をなくした感染者は、
たとえ生物学的に死者といえなくとも、
精神的には死者として捉える事も出来る。
そう考えると「バイオハザード」や「28日後…」のそれは、
広義ではゾンビと呼んでも差し支えないのだろう。
結局一回りして話がゾンビに戻って来たが、
昔のゾンビはのろのろとしか歩けなかった。
なんせ死体だから、
死後硬直してしまっていて身体が滑らかに動かない。
しかしそのぎこちない動作が一層不気味さを煽っていたのだったが、
流石欧米の皆さんは発想が非常に合理的!
「あのさあ、ゾンビ映画でゾンビフツーに追いついて来たらコワくね!?」
「おお、こええー!じゃあ早速走って追っかけられるように設定するわ!ノープロブレム!!」
←欧米の皆様スミマセン。。。むしろこんな人いないってちゃんとわかってます。。。
奇しくも5月4日の日テレの某番組、
ジャパニーズホラーの旗手として名を轟かせた映画監督が出演されていて、
面白い事を仰っていた。
欧米と日本では恐怖の演出方法が違う。
遠くで佇み、
無念の表情でじっとこちらを見つめている霊がいたとして、
彼らはそれを何と評するか?
「消極的な霊」として捉えるのだ。
彼らは積年の怨念の塊を「消極的な霊」の一言で片付けるのである。。。
まあゾンビが走っても仕方がないわ。
合理主義成果主義がゾンビの世界にも及ぶようになった現代、
もしかしたらゾンビもカメラが回っていない所で、
「ああ、しんど…」とため息ついているんじゃなかろうか。
疲れた人間に追いついてかじり付ければいいや位でのんびりやって来たのに、
2002年のあの時点であいつらが走りださなければなあ…くらいの事は思っているのかも知れない。
決して頑張っちゃいけないという事はないのだが、
生きても死んでもやりづらい世の中になったものである(笑)