

⇒楽園はイレギュラー
⇒楽園はイレギュラー #2
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⇒楽園はイレギュラー “end of Real-Parallel”
「after days」
変わり続ける現実と変わらずにある私、変わらないままのリアルと変わり続けてゆく私。すべてが混在した時間のなかで、どうにか呼吸を続けている。
見てきたものと出会った人、すべてが何かを投げかけては私を泡立たせ、波立たせ、やがて凪いで消えてゆく。
あの日の……そう、あの日の「君」はもういない。あの日いたのかでさえ、いまになれば定かではない。記憶は風化する、そして美化もされてゆく。それでも私たちは日々を積み重ねてゆく。
そうする以外に何ができるというんだろう。
スローモーションのように思い出すのは、水溜まりに映った太陽がいびつに揺れて輝いていた、そのうえを跳躍した瞬間だ。それは……そう、世界の終わりを描いた、あの絵にとても良く似ていたから……。
私はバイバイと言った、そしてジャアネと言う声を聞いた気がした。
立ち止まり、振り返りながら私はまた歩く。忘れようとしなくても少しずつ忘れてゆく。忘れないと誓っても、閉じた瞼の景色は変わる。
いびつに転がり痛みながら、だけど進む方向は決まっている。
私たちはここに生きる以外に場所はないんだ。
さあ、私は思う。
「この世界に生きてゆこう」と。


<end>

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一応こちらも(笑)。