

薄紅纏う儚き花よ、いまなお色を重ね合い、
酔いに集いし祭囃しや酔いしぐれ、散らす間際にあってなお、
四季を東へ導ける、
物見の衆は我が身たらんと、艶姿を奪い合う、
稚拙に過ぎぬと無言に笑う、宴も醒めしは恥を知る、
散り際にこそ集まる灯火、
四季よ凪ぐまま移り気なまま、
薄氷溶かす薄紅よ、さらなる深みをその身に纏い、
一夜限りよ後には馳せず、その雅やかなる艶姿、
今宵も歌に舞いに酔う、赤ら顔を静かに送り、
紅に束の間、享楽模様、
花よ、お前は花であれ、
身惑うことも想い耽ることもなく、
花よ、お前は咲き誇れ、
灯火に集う、おもねるもなく、
花よ、お前は花らしく、
見果てぬ果てへと去りゆくさだめ、
