
澱む息を吐きながら、殺し屋はさらなる澱みを探してる、
明けたばかりの朝に唾を吐いたら、
血を吸うナイフがおもちゃみたいに見えたんだ、
紛いもののクリスタル、地球儀を突いては廻し、
散る埃に吹き飛ばす、オペラシティで撃ち殺したのは誰だっけ?
別に知りたいわけもなく、理由だけは聞いてみても良かったと、
レモネードをなめていた、
雨ばかりが続いてる、肌寒いのも変わらずで、
サイズの合わないボーリング・シャツを着た、
あちらこちら、しみだらけ、渇いているのに鉄が臭う、
それに怯える自分に気づく、
弾かせるタイプライター、何気なく綴る駄文は誰に見せるわけもない、
赤い首輪の黒い猫、膝の上にうずくまる、
あたたかさが伝わった、
血の匂いはまだしない、
光が宿る目を閉じて、膝の上に黒は眠った、
また出かけなきゃと思うけれど、温もりから離れられない、
殺し屋はしばらく眠っていようと、クズカゴには放り込まれた地球儀が、
外れたクリスタル、開けたままの窓から飛んでった、
8階から墜ちた地球、砕け散るのを見たのは夢か、
“どうでもいい”とタイプライター打ち込んで、
テーブルに突っ伏し眠っているふりをする、

“love?”
⇒“mist blue”
⇒“tamill”
⇒運命のひと
