
枯れたオリーブ、折れた枝、
集められて焼かれる前に、
僕はそれを拾って小さな小さなヒトをつくった、
どこか遠く、幼いころの聞き憶え、
物語は知らなくて、
だけど名前をピノキオにした、
離れの小屋には農機具が、
埃をかぶって隙間風にさらされて、
風の泣き声聞きながら、
たったひとり夜を明かした、
隣の窓は暖炉の赤み、楽しそうな笑い声、
背を向けピノキオ話しかけてた、
いつかはきっとピノキオが、
僕のトモダチなるんだって、
彼はひとりじゃ座れないから、
いつも僕はその手に抱いて、
ひとりじゃないって呟いた、
君には僕がいるからピノキオ、
ずっとここにいてよピノキオ、
ひとりじゃ何処にも行けないピノキオ、
食べないから大きくなれない、
水を飲ませることもできない、
ひとりじゃ何もできないピノキオ、
いつも淋しげ、そんなふうに見えるだけ?
お願いだから話してピノキオ、
illustration and text by Billy.