
冷たいジュエルの風が鳴る、メノウと虎の目、
荒れ始めた線路の先の跡地、アパートメントは5階立て、
電波の塔は太陽を、夜になれば月でさえ、尖端、突き刺していた、
誰もいなくて悪魔の子供が住んでいた、
夜に惑う星を狙って、長い爪で雲を引っ掻く、
夥しいそのなかヒトツ、かどわかされて軌道を外れ、
地球めがけて飛んでる最中、
すり潰されたジュエルの光、悪魔が住んでたアパートメント、
跡地にできた地上ゼロの砂場と一人乗りのブランコに、
もうしばらくで墜ちてくる、
優しい悪魔の子供たち、星の裏側、その音ずっと聴いている、

photograph,text,illustration by Billy.