繕うように過ごしても、消えてゆくもの、
ずっと胸に生き続けるもの、
そう私や私たちはそんな数々を紡ぎ出す、
小さな勇気やかすかな想い、
細く長い糸みたいに編み合わせ、
どこにたどり着くかは誰も知らない、
ひたすら沖を目指すだけのボートみたいに、
光のかすむずっと向こうへ少しずつ、
ただそう生きる、
それ以外何ができると言うんだろう、
神様は遠く遠く空の上から私たちを眺めてて、
残る時間を計ってる、彼はあとどれくらい、
彼女はもう残りもわずか、そんなふうに砂時計を何度も何度も回転させて、
ありとあらゆる言葉を探して、
羽根をもぎ取るタイミングを探してる、
彼はずっと遠くに見える、
いまだに温もりだけは忘れない、永遠に無邪気なままでいられるのなら、
それはそれで悲しいのかも、
なににどう逆らおうにも、あまりに無力なヒトの私は、
乗り越えたと思うたびにそびえ立つ、
壁をいくつ前にして、
それでも呼吸はいまも止まらず、
優しいだけの時間を過去に、もっと苛烈に連なる日々を、
どうしようもなくひた歩く、
想い出だけじゃ生きてゆけない、
手にした微かを羽根にして、また来る明日を生きてゆく、
不器用だろうが愚かしかろうが、
そうする以外に道はなく、
今日もどうにか呼吸ととのえ、
忘れる瞬間ばかり探して、それでどうにか生きてゆく、
君はきっとそんなことを教えてくれた、
いまならそう思えるよ、
だからね、バイバイ、
いつかまた、
ワンダーランドはきっとどこかで私たちを待ってるからって、

