「花散らしの雨が鳴る」
花散らしの雨は打つ、その柔らかなる淡紅は、
集まる風に抱き寄せられて、ここから遥か北の地へ、
羽を纏いて流れゆく、
花酔い琥珀に浮かぶひとひら、艶やかなる季節は過ぎて、
なおも咲く日々を待つ、羽は雨濡れ、
落ちて踏まれど、
耳を澄ませて優しき日々を願えども、
かの地もやはり雨が撃つ、誰が見ようが見るまいが、
潰えるものは潰えてく、それはきっと僕と同じで、
花散らしの雨が泣く、
自由と孤独をその背に乗せた、遠くを眺める旅の者と同じよう、
闇に紛れて遥か彼方を瞼に抱いて、
さあ、もう四季をすすめよ、お前は花を羽に変え、
東へ東へ進むがいい、この地の酔いは醒ますころ、
お前は季節を連れてゆけ、
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