
喧騒を少し離れた、見据える前は霧に霞んで、旅に果てた者を思った、立ち止まるには早すぎる、だけどそれは誰のせいでも、
夜と朝の間に吠える銀ギツネ、眠りたくも裂けた耳の痛みは続く、灰の風は鋭利に光る幾億の刃、
沈黙の凪ぎ海に訪れる孤立を想う、
片手に足りるささやかなる光を握る、
青く白い氷原に訪れる孤独に沈む、
収束にも終息にも時は早くて、
狂騒を遥か離れて、次なる旅路の季節を想う、羅針盤は何処を指す、生きた扉か矢の吹く風か、廃れた灯台、色もなく、
風にナイフを突き立てる、
風にナイフを突き立てる、