
編み込んだターコイズ、透けたブルーとブルーの間に紛いのダイヤ、
ネックレスを下げたワシ、
太陽近くを旋回してた、
地上に日陰と日なたを作ってる、
鳥打ち帽を目深にかぶる、男の髪は長いドレッド、
原色ビーズを絡めてる、でたらめを歌ってた、
折れたタバコを挟んだ手袋、先が破れて、
キャンバスは泥まみれ、
上から上に重ねたデッサン、
描きたいものは生きてる野生の姿だけ、
動く様をそのまま描いている、
知らないうちに輪郭さえなくなった、
揺れる宝石、空に溶けるターコイズ、
その閃光を追うだけで、男は褪せたグリーン、
目から光が消えてった、目から色がなくなった、
鳥のゆくえを知ることもなく、
編み込んだターコイズ、
透けたブルーとブルーの間に紛いのダイヤ、
ネックレスを下げたワシ、
地上に日陰をつくりたいから陽との距離を縮めてる、
髪を赤く染めている、ライフルを構えてる、
まぶたの切り傷隠した眼帯、
男は太陽に向け、トリガーを引く、
渇いた銃声、ネックレスを引きちぎる、
光が地上にばら撒かれ、そしてワシは落ちてった、
羽根を広げて落ちてく最期、キャンバスに一枚だけ羽根を舞わせて、
一枚だけ羽根を落とした、
泥まみれのキャンバスに、泥まみれの羽根一枚、
それはひとつの絵になった、
