☆“LESS THAN ZERO” -part 1/2- | ワールズエンド・ツアー

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!

「LESS THAN ZERO」


〝やれやれだ〟
つぶやくグラウル、クローゼットを蹴飛ば閉める、
なかには似たシェイプのスーツが2着だけ、

嫌う返り血、色を吸い込むブラック・スーツ、1度の仕事にひとつだけ、終わればスーツは捨てると決めてんだ、
冬が終わりは7つもあった、それだけ誰かを殺しちまった、
ひでえ話だ、死人を増やして生きてんだ、

ブラック・スーツは作ればいいが、
同じスーツは作れやしない、まったく同じはありゃしない、
テイラー・マスター、死んじまった、

〝俺のスーツ以外で殺しはやるな、
やられちまう羽目になる〟

そんな事を言っていた、
戯れ事だと笑い飛ばした、
信じるものなんてこの世にはない、

けれど、あのジジイのスーツ以外は調子が狂う、
〝もうそろそろ終わりにしろってことか〟
孤独にこぼしてラストに決める、
ボスに言うんだ、仕事は次で終わりだと、

残る1着、あの娘に逢いに行くために、
冷たい微笑さえ浮かべ、
グラウル、最後の仕事もクールに終えた、

〝俺の後はビトレイってヤツがやるらしい〟
ピストルが欲しいと言っていた、
道具はもう必要ないんだ、くれてやろうか、

解放された、これであの娘に逢いに行ける、
1年ぶりだ、まだ覚えてくれているのか、
血の匂いは漂ってはいないのか、

かまわない、かまってられない、
解放のグラウルは、爛れた夢から離れてく、


original text by……
“neco-chukuma”

rewrite by……
“billy-t”

to be next“zero”.