“ベン・E・キングの歌だって 意外に知られてないらしい ジョンが食っちまったからさ”
ずっとそれを憶えてる 毎日みたいに言ってたからさ なのにもう聞こえないよ“stand by me”
一度でいいから海を見てみたいって 見えなくなった目をこすってた 僕は彼を連れ出して 美しい海を地図で探した、世界でいちばんきれいな青を
モトクロスに無理矢理つないだ荷車を 街が見えなくなるまでペダルを漕いだ 靴底めくれてが足の裏が焦げていた
海はずっと遥か彼方 大陸の真ん中だからさ しかたないって渇く喉に温いコーラ流し込む
眠っているみたい だけど胸は上下して “生きてるかい”って声かけた
「ダーリンダーリン」なんて独り歌い聞かせるみたい 荷車から返事なんてなかったけれど それでも別にかまわなかった
夜がきた、朝を待って踏み出すペダル 彼は変わらず眠ったままで だけどそれでかまわなかった 行きたい場所に連れてくって決めたんだ
どれくらい走っただろう 見たことのない国に着いてた デニムの膝が破れてた 握りしめてた手の平からは血が滲んでた
もうすぐ着くよ そろそろ起きなよマイ・フレンド 眠ってばかりいないでさ ふたりで歌いたいんだ“stand by me” 何か話してよ
ほら、あの落ちる太陽を見てみなよ
ほら、あの燃える空を見てみなよ
だからさダーリン 約束を果たすから 眠ってないで起きてくれ
“stand by me”そう言ったじゃんか
しかたないね 眠ってんだろ 海に着いたら起きてくれたらそれでいいから
あんたに教えてもらった歌だよ“stand by me”
ふたりで歌った歌だよ“stand by me”
もうすぐ着くよ
もうすぐ着くよ