月は世界にひとつしかない そんなの悪い冗談だって 隠れたままの昼間にだけ浮かぶ月を探してる
キャンピング・カーは砂傷だらけ 曝され軋んで 小石踏むたびバウンドしてる 気まぐれ、風が吹きすさぶ
鋭利なナイフみたいな三日月 浮かんだ翌朝、昇る陽の裏 まばゆい空にほんとの月を見つけるって
昼間に咲く月の大輪 幻にしか過ぎないと 別にかまわない ないにしても探してる 放つ光線、吸い込まれ 月の民に生まれ変わりたいって願う
アポロは月には行けなかった、あんなの偽の月世界だって 月を探す旅は続いてる
絶望を抱えてる 憂鬱を抱え込む 乗り合うようにバンに人が増えてゆく 地球から離れたい 夢や幻、そんなものから解き放たれたい
鋭利なナイフみたいな三日月 インディアン・ブルーの夜空を舞って 月の旅人たちは寝ぼけまなこで砂漠を漂う